2006-01-01から1年間の記事一覧

今も昔も悪代官

2006年12月26日付の朝日新聞、天声人語によると 現在「日本の借金」(国債など)は、約800兆円有り 1分間に約1千万円増えているそうだ 以前から「国債」には関心があり、少しずつ勉強してきた 記事をきっかけに、国債に関する一冊のまとまった本を買う…

いのちにふれる

熊野地方ではめったに雪は降らないが、今朝雪が降り、屋根にうっすら積もった 寒い、 寒いとき人はどうしてきたか? 先ずは服を着るだろう、服は一人では作れない、他の人あっての寒さ対策 暖かくなるような食べ物を食べたろう、食べ物も、一人だけでは作っ…

年末の思い

2006年も今日を含めて、残り4日となった。 毎年年末頃には、ボランティア活動のつけで体調を崩していた。 今、持病をいくつか抱えているが、ここ一ヶ月は、おとなしくしてくれている。 夜は、読みたい本があっても、10時か11時には眠ることを心がけ…

アニミズム カニミズム

カニを見ないで、カニを描いてみるどんな絵になりましたか? 例えば、早野美智代著 「さるとかに」 という絵本を参考にしてみる ほぼ四角形の甲羅が合って、甲羅の天辺にニョキッと突き出た目が合って 肩(?)の辺りから、ハサミが出ていて、甲羅の両側に4本…

テレパシーについて

「テレパシー」という言葉は小学生でも知っていて、ごく日常に使っている言葉だと思います。 しかし、丁寧にテレパシーという言葉を定義してみようとすると、あいまいな定義で使っていることがわかります。 一般的(国語表現的)には、通常の常識の通信手段を…

笑う門には福来る 主観、客観、メタ客観

笑う門には福来る という言葉があります この言葉にはひとつの世界観があります 福来るから笑うのではなく、笑う門に、福は来るのです 「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」ということを述べたのが アメリカの心理学者ウイリアム・ジェームスで、 …

メモ書き 縁起 縁生 全体論

科学とは 物事の成り行きの予測と制御をするもの 心理学とは 人間の行動の予測と制御を目的とする科学 <何から話をはじめましょうか?123 いろはにほへと> 諸行無常 万物は流転する そこに法則や秩序はあるのか? すべては変化するのか? 変化しないものも…

来年1月の観察会の予定原稿

第6回 「植物と虫の名前を覚えない自然観察会」 2007年1月7日 予定原稿 ○そもそも、なぜ、「観察」をするのか? <私たち人間は一人では生きていけません。> もし、食べ物も、着るものも、家も、明日から一人で作って、生きていきなさいといわれたら、到底…

言葉と世界 八百屋に野菜は売っていない 百貨店に百貨は売っていな

グレゴリー・ベイトソンは、著書の中でこう語っています。 ものの名前は名づけられたものとは違う。 ものの名前は名づけられたものより一段高い、別の論理階型に属する。 クラスはメンバーより一段高い、別の論理階型に属する。 グレゴリー・ベイトソンの著…

進化? 花を手向けあうこと

人間個人としての「成長」はいかにしてなされるのだろう。 人類全体としての「成長」は、いかにしてなされるのだろう。 「成長」とはそもそもどういうことをさすのか。 最初「進化」あるいは「学習」という言葉を使って考えようとしたが、 「進化」や「学習…

慈経

「慈経」という経の存在を知ったのは、増谷文雄氏の著書によってです。 今から20数年前、結婚したての頃、二人でこの経を読んだりしました。 最近インターネットで検索してみると、 慈経―ブッダの「慈しみ」は愛を越える アルボムッレ・スマナサーラ (著), …

たまゆら その後のその後 言語と存在・認識 シンハラ語

日本人にもバイリンガルな人が増えているとおもう 会社内で、日本語禁止の会社もあるという 私に関していえば、長年英語を習ったのに、英語は話せない 単語とかはわかるが、長文になるとわからない 中国語は、筆談を交えると、旅行会話程度ができる が、中国…

情報操作 ノイズ 混沌 ミミズ

ある情報が、ある権力にとって都合が悪いとき、 その権力はどうしてきたか ひとつは、「情報源を絶つ」という方法情報源を絶つという方法が難しいときは ノイズを出すという方法 つまり、消してしまいたい情報と 外見は似ているが、ぜんぜん中身の違う情報 …

「禁欲的」そして「理詰め」

高校の時以来の友人と、メールで友人ならではの対話を続けた。 その対話の中で、自分自身について気づかせてもらった それは、自分はやっぱり「禁欲的」で「理詰めだ」ということ 自分たちは、今生きている状況の中で、いろんな問題を抱えている その問題解…

「たまゆら」その後

「人は、世界をありのままではなく、その人が観たいように観る」 これは、私が、人生の微妙な事柄について、他者と話し合いをするときの大前提のひとつです。 ある物事についての微妙な、あるいは深い話し合いは、この前提の合意あってのことです。 残念なが…

たまゆら

友人から、「滝へ行こう」と誘われ、ハイキングのつもりでいってみると、 そこは「たまゆら」撮影会でした。 玉響(たまゆら)という言葉は以前から知っていましたが、 彼らのいう「たまゆら」とは、 主にデジカメで風景を撮ると画像に表れるうすくて白いぼ…

たった一人の人を愛するということ

たった一人の人を愛するということが、愛することや平和の基本と自分は思っている 郷土愛とか人類愛とか地球愛という言葉があるとしても たった一人の人が素晴らしい人生を歩めることを願って、 郷土を愛し良くしようとし、人類を愛し良くしようとし、地球を…

残った欲と抜け落ちた欲

以前より坂道を歩けるようになったが やっぱり、苦しい 日常生活をしていて、心臓のあたりが締め付けられるといったような症状は今はないのだが 父は、心筋梗塞で、68歳で亡くなった 叔父は狭心症を持っている 家族は医者に見てもらったらどうというのだけど…

また、一からスタート

第4回「植物と虫の名前を覚えない自然観察会」を行った千の風になってを歌った 田島征三さんの詩を朗読した 森を歩いた 他者もまた、現象しているのかもしれない 他者と既にネットワークを形成しているかもしれない しかし、やっぱり他者は謎だ 何となく南正…

泣きながら生きる

昨夜 フジテレビ放映のドキュメンタリー「泣きながら生きる」(張麗玲さん製作)を観た テレビ番組を観て、衝撃を受けたのは、久々だった。 主人公の男性がほぼ同じ歳なので、自分のこれまでのことも同時に色々思い出していた。 彼は16歳のとき、上海から下…

トーテミズム 人はどのように生きるべきか?

人は何の為に生きるのか? 生きる価値があるのか? と、いつか、幼子達が大きくなったとき、彼らから問われるだろうと思っている。 ある人のブログで、最近まずまずの広さの書店に行ったが、サルトルの本が一冊もなかったと書いてあった。 全共闘運動が華や…

還郷歩禅 宇久井半島の森を歩く

自分は日本に住む日本人ではあるが、心とか精神は、東洋人ではない、と感じたのは、20歳の頃だった。 きっかけは、玄米菜食を通して、桜沢如一を知り、著作「易ー無双原理」や「永遠の少年」を読んだことだった。 以来、一元的二元論で物事を捉えようとして…

植物と虫の名前を覚えない自然観察会の意図

グレゴリー・ベイトソンが、「精神と自然」という著作(思索社)の中で、 <学校教育は、真に重要な問題はすべて注意深く避けて通っている>と書いています。(3ページ) 魯迅も、<将来どのような時代が来ても、学校というところは、国家の為の学校となるだ…

環境保全 還郷歩禅 雑木林生態学

人は、生まれながらにして、何らかのネットワークに組み込まれていたり、 また新たに、何らかのネットワークに属するのではなかろうか。 生まれながらにして組み込まれていることだけに注目すれば 私たちは、「生かされている」ということになるし、 何らか…

精神の生態学

ごく最近まで、記憶というものは、なんとなく、「大脳の長期記憶をしまっておくところに蓄積するものだ」と思っていました。 同じように、なんとなく、「頭脳が司令塔で、手足が<手下>」のようなイメージがありました。 手足となって働くという言葉があり…

からだをひとつのシステムとしてみない医学

わが国には、老人保健法というものがあり、40歳以上の人なら、年に一回、無料で健康診断を医療機関で受けることができる。 Mさん(女性)は、検診を受け、血液検査の結果、血糖値が141あり、糖尿病であると診断された。それまで、特に自覚症状はなかっ…

人生何が大事か? ローザ・ルクセンブルクを思う

私は、田舎町で接骨院の院長をしている 今日は朝から何を考えていたかというと 「ローザ・ルクセンブルク」のことを考えていた 治療の合間だけでなく、治療中、人の身体に触れながら、 手はその人の凝りを探り、あれこれ会話しながら、 心はローザ・ルクセン…

全体論 システム論

良くあれ、悪しくあれ、私達は、何らかの、そして幾つかのシステムの中に、取り込まれて生きています。 システムとは、例えば家庭とか学校とか、職場とか、地域社会とか、サークルとか、国家とか、地球環境といったものです。 私達は、システムに影響を与え…

無意識の在り処

無意識について、無意識という「もの」があるのか、意識されない働きの「こと」を言うのか、それはともかく、ここ2,3日前までは、漠然とそれは「脳の奥のどこか」にある、というイメージを抱き続けてきました。 これまたイメージなのですが、それは、脳の…

習慣で食事すること、肌を触れ合わすことは止めたいですね

できましたら、本文を読み始める前に、あなたが日常使っているガラスコップを目の前に置き、それからお読み下さいませ。 第4回 「植物と虫の名前を覚えない自然観察会」へのお誘い 今、私の目の前に、ガラスのコップがあります。特別珍しいものではなく、喫…