たった一人の人を愛するということ

たった一人の人を愛するということが、愛することや平和の基本と自分は思っている

郷土愛とか人類愛とか地球愛という言葉があるとしても
たった一人の人が素晴らしい人生を歩めることを願って、
郷土を愛し良くしようとし、人類を愛し良くしようとし、地球を愛し、良くしようとする
自分を磨き、その人に相応しくしようとする
平和であることを願う

郷土を愛し、人類を愛し、地球を愛することを説いていても
たった一人の愛する人を見出せていない人は、不幸のように思う
 
夫婦が、お互いにその一人の人であればそれに越したことはないが
愛し合っているから夫婦になったのに、夫婦だから愛そうと逆転することがある
そういう関係は望ましくない
が、習慣やしがらみ、常識の力は強く
本人同士が、愛しているつもり、愛し合っているつもりでも
逆転に気がついていないこともある
 
愛する人がなくても、人は生存できるが
「生きている」といえるかどうか
 
世界平和のためには、たった一人の人を愛すればいい
一輪の花を愛でるがいい
一輪の花は、宇宙のすべてにつながっている
その姿、その色、その香り、その肌 不思議さで一杯だ
 
だけど人は、その不思議さに気づかず
足早に、野の花の側を通り過ぎ去っていったりする
 
歩きつかれ、走りつかれ、あるいは躓き、倒れたとき
そこに一輪の花が咲いていたりする