2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

機能語の弱形 ヴィゴツキー 最近接領域

中学校と高校で英語を習ったけれど、実際に外国人と話してみると、相手のいうことが聞き取れないし、学校で習ったように喋っても伝わらない、そういう思いを重ねているうちに、自信を無くしてしまった人も多いのではないでしょうか? 特に、「ゼアイズアペン…

月天心貧しき町を通りけり 蕪村

宮沢賢治さんは、 生前、童話集「注文の多い料理店」と詩集「春と修羅」の2冊を自費出版しましたが、全く売れませんでした。童話作家として生計を立てていたわけではありません。 ゴッホの 絵は、今どれ位の値がついているのでしょう。ゴッホの場合、生前売…

響きあう世界へ

朝、寝床の中で目覚めると、 「さて、今日一日どのように生きようか」と思う。 自分が望んでいないことが、いつだって起きる可能性があるとこころする。 それで、「一期一会」のように切羽詰った感じではなく、今日一日を大切に生きたいと思う。 今生きてい…

人生の目標地 協同学習

「人生の目標地」をキーワードにしてネットを検索したら、阿部敏郎さんが書いている「今ここ」というブログの「人生の目的地」というタイトルのページが最初に挙がってきました。 なぜ、「人生の目標地」という言葉でネットを検索しようと思ったかというと、…

長年の経験・実践に基づいてお勧めしたいものごとについて ホホバオ

長年の経験・実践に基づいて「とても生活の役に立つ」と感じていて、お勧めしたいことをあれこれ書こうと思います。 一番目に挙げたいのが、ホホバオイル jojoba oilです。 接骨院で、柔整マッサージを行う際、開院した当初は「馬油」を使っていました。 し…

アウェアネス(awareness) 卵を立てる

中谷宇吉郎博士が「立春の卵」という随筆を書いた昭和22年2月12日からちょうど65年目の今日那智勝浦町市野々にある「NPO熊野みんなの家」で、「リラックス瞑想ヨーガ」の講習会を開催しました。 最初に、参加者の皆さんに、卵を立ててもらいました。 生卵…

会社人間と共同体感覚

「会社人間」という言葉は、人々の間でごく普通に良く使われる言葉ではありますが、使う人によってこの言葉に込められる意味が違ったりします。 そこでここでは、「会社人間」を、 「高度成長期時代にみられたように、所属したい共同生活体の対象として、家…

生きるということ 死ぬということ そして瞑想

< 生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり > 「生きるということ」の中には、「死ぬということ」が内在しています。 大人であれば、自分がいつか必ず、老いて死んでしまうことを知っています。 子どもであっても、ご飯が食べられないと、元気をなく…

瞑想体験報告 虹と性欲

「燃素」という言葉をご存じでしょうか? 日常の素朴な体験では、紙や枯草は、火をつけると燃えやすく、鉄瓶や鍋は、火にかけても燃えません。この世界にある色々なモノの中で、燃えやすいモノと燃えづらいモノがあります。ある時代の人は、「あるモノが燃え…

立春卵 出現する未来 U理論 因果にくらまず

「出現する未来」や「U理論」を紹介するうえで、自分自身の中で整理しておきたいことがあります。 「出現する未来」ピーター・センゲ他著 講談社 の冒頭に 監訳者である一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏の解説文があり、そこに < オットーの提唱しているU理…

木を見て森を見る 森を見て木を見る

「木を見ているが、森を見ていない」あるいは「森を見ているが、木が見えていない」と慣用句を使って指摘された時、私達はどうするのでしょう? この慣用句を英語で表すと、 「You cannot see the wood for the trees.」 「 to be caught up with trivial ma…

卵を立てる 2 「立春卵」と「出現する未来」

私達は、今の状況を判断し、未来を予測し、行動を決定するときに、「過去を参照」します。 科学的理論も、迷信も、風習も、人生訓もそうやって生まれます。 もっと具体的なことでいえば、「転移」といわれる行動も、「投影」といわれる行動も、「自己スキー…