2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中動態の恋

遠く離れて暮らしていても 示し合わせた訳でもないのに 朝寝坊するのも同じ コーヒーを飲むのも同じころ 言おうとしたことが、メールで届く 肌と肌が触れたのは 手のひらだけなのに 一緒に肌が火照る 遠く離れていても こんな世界があるなんて知らなかった …

一本の樹 その2

夜中に 目が覚めた あなたを想い 気持ちが昂って 眠れない 眠れない 眠れない あなたと歌った歌を 心の中でうたう mu~mu~mu~ 少しだけ 眠気がやってきたけど やっぱり眠れない あなたも 同じ夜を過ごしているのかな だったら そばにいて あなたを包みたい あ…

一本の樹 それは抱きあって立つふたりの姿

あのひとは 駅で 待っている 数分前 メールが届いた 「改札口に、今、います。」 あと十数分で 列車は 駅に着く 逢・え・る 高鳴る胸の鼓動 うれしい うれしい うれしい 喜びの時 だけど 同時に 今まで 味わったことのない 胸の苦しみ 喜びに震えながら 早く…

長距離恋愛の心得

釈尊の基本的世界観は、五蘊(色受想行識)皆空です。 色=物質的現象は、同じであっても、それをどう感じ取り、認識するか(受想行識)は、各自のからだ・教育・創造性によって、内容が違ってきます。各自にとっての世界は、各自が作り出しているバーチャル…

みつぐの意味

漢字の「みつぐ・貢」と、古語の「見継ぐ」は、同じ「みつぐ」であっても、全然違います。漢字の方は、金品をおくること。古語の方は、「想い」を寄せ続けること。 大事に「みつがれて」育ったからといって、誰かをみつぐ力を備えるとは限りません。みつがれ…

意味論、構文論、語用論と人間の苦

私達が味わう苦しみと、言語は、深い関りがあるのに、学校では、ほとんど、教えてくれない。それで「言語学」を、独学。しかし、大抵の本は、難しいコトバで、いっぱい。 意味論?構文論?語用論? 何、それ? 意味論:「自己疎外って何?」『心、今ここにあ…

絶対音感? 音ひとつの周波数より、音と音の関係・音律

コロナ禍にあって、66歳で始めた電子ピアノ。それが、アップライトピアノに代わり、倍音に浸る毎日。そこから湧いてきた三味線への興味。思い切って、細棹三味線を購入。 始めるにあたって決めていたこと。せっかく邦楽を始めるのだから、ドレミファの位置は…

一分坐れば 一分の功徳 一掃きすれば 一掃きの功徳

朝、竹ぼうきで、家の前の道の落ち葉を掃きます。竹ぼうきで、最初地面に触れたときの感触から、色んな問いが生まれてきます。 「こころ ここにあるか」「今を、手段にしていないか」「完璧を求めていないか」「思い通りにならないからといって、苛ついてい…

熊野山中 引き籠り生活 朝の作務 瞑想

朝食前の落ち葉掃き。日課であっても、習慣ではない。 むしろ、日々を、機械的に生きていないか、点検する作務。成果主義になっていないか、完璧を求めていないか? 今ここを、丁寧に味わっているか。 「味わう? 味わうを、別の言い方をすれば何? 何を、ど…

ないものねだりは、きりがない

時々、漠然とした「鬱」に包まれることがあります。 この気分は、どこから生まれたの?と観つめます。将来の、老いや死を思って?現に今、満たされていないから? どちらにしても、「無い」が、理由。 「ないものねだりは、きりがない。」そう心得て、ある(…