2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

しばらく休院

体調が思わしくないので、新宮市医療センターへ行ってきました。 朝外来一番目だったのですが、終わったのが午後4時。 結果だけを言うと、ヘモグロビン値が4.9 正常値の二分の一から三分の一くらいです。 極度の貧血。 というわけで、接骨院はしばらく休院。…

<生命の文脈を読み、私の人生という小説を書く>

<生命の文脈を読み、私の人生という小説を書く> グレゴリー・ベイトソンが言いました 石を蹴飛ばせば、石は物理法則にしたがって、飛んでいくだろう もし、犬を蹴飛ばせば、物理法則とは違った仕方で反応する この世界には、物理法則に従って存在し、変化…

冗長性 論理階型 クラスわけ 目的論 システム論 思想・理論・技

<冗長性> 「ドップラー効果」という現象があります。 救急車のサイレンの音が、近づいてくるときと、遠ざかっていくときとでは、同じ音源であるのに、違った高さの音に聞こえる現象のことを言います。 この現象を元に、宇宙全体は、ものすごいスピードで拡…

生命の文脈を読む

思想、理論、技術(具体的生活)は、論理階型を作っています 「今日をどう生きるか?」を考えるとき、 ついばたばたと、習慣で動いてしまうという傾向もありますが 充実して、ああ生きているという実感を伴って生きるには 自分の思想、理論、を確認、自覚し…

人は救われうる

昨夜から今朝にかけての瞑想の中で浮かんだテーマは 「人は救われうる」です 「人は救われうる」ということをテーマに、他の人々と意見を交換すると、色々な意見が錯綜します。 修行する人だけが救われうるのか? 大衆はどうなるのか? 社会活動は認めないの…

インタープリターという言葉について  生命の文脈を読む

ここ数百年くらい、自然観察の方法は、 世界をなるべく沢山の要素に分け、その要素から得られた情報を総合するという方法が主流でした 肉眼よりも、顕微鏡、顕微鏡よりも電子顕微鏡で見るほうが、要素の数が増えます。 この方法は、要素還元論といわれました…

無から有は生じない

「人生、何が一番大事なんだろうか?」 人によって答えは違うだろう。 同じ一人の人であっても、状況の中で違う答えを言うだろう。 自分が大事と思っていることを、他の人にもそう思うように、強制は出来ないだろう。 「人の命は、地球より重い」などという …

複雑系 論理階型 収束する連続は予測できる

色々起こる出来事を、じっくり観察し 次のように仮説する 「ものの名前は名づけられたものとは違う。 ものの名前は名づけられたものより一段高い、別の論理階型に属する。 クラスは、そのメンバーより一段高い、別の論理階型に属する」 「こころ」もまた、名…

発散する連続は予測できない

アドラー心理学に出会うまでは 科学とは真理を追究し、真理を証明するものだと思っていました ところが、アドラー心理学を学ぶ者たちの間で 科学的という言葉を使うことがあるが、 そもそも科学的とはどういうことか、心理学は科学といえるのか、 が話題にな…

部分と全体 記述と説明

「知覚された世界が部分と全体に分かれるのは便利であり、必然なのかもしれぬが、その分かれ方の決定に必然は働いていない」 幼い子どもに、「くじらはお魚の仲間ですか?人間やサルの仲間ですか?」と尋ねると、 おそらく「お魚の仲間です」と答えるのでは…

精神と自然 イメージは無意識に形成される

心理学との出会いは、やはり「フロイト」から始まった。 フロイトを読んでいた頃「無意識」という「もの」があると信じていた その後、ヘルマンヘッセに出会い、フロイトからユングに興味が移ったのだが 「集団無意識」という「もの」があると信じていた。アドラ…

ベイトソン 学校教育は、真に重要な問題はすべて注意深く避けて通っ

精神と自然 客観的経験は存在しない 「ある一時期、客観・主観に拘ったことがあってね」 「そのときの客観・主観の意味は?」 「価値観を含んだ文章を主観文 価値観を含まない文章を客観文と決めたのさ 例えば、 <福助堂のケーキは安い>は主観文 <福助堂のモ…

精神と自然 客観的経験は存在しない

「江戸時代の最後の頃に日本にやってきた宣教師の記録を見るとね 結構江戸の庶民の識字率って高かったみたいだね。」 「ふうん、僕なんか白土三平のカムイ伝を読んだ世代でね 百姓が文字を習うのを禁止していたということがとても印象に残っている。 都合が悪…

精神と自然 地図は土地そのものではなく、ものの名前は名づけられた

「テーブルの上に、<果物>があるね。 右側にある果物は何?」 「りんご」 「じゃ、左側にある果物は?」 「みかん」 「今の会話でさ、<ものの名前は名づけられたものではない>ってことわかった?」 「わかったような、わからなかったような。小学生にはわか…

精神と自然 科学は何も証明しない

「ねえ、非ユークリッド空間ってどんな空間?」 「ユークリッド幾何学の平行線公準が成り立たない空間のことだよ」 「どうして、ユークリッド幾何学の平行線公準が成り立たないの?」 「それは、非ユークリッド空間だからだよ」 「!???!」 「平行線公準っ…

差異を生む差異  決断

ちがい(差異)がわかる男のコーヒーとかなんとかいうCMがあります 「差異を生む差異」ということをいったのも、グレゴリー・ベイトソンですが ウェーバーの法則に従って、感覚を磨いて、 あるいは瞑想によって、違いを感じ取る能力を高めようとはおもってきた…

再び 論理階型

再び 論理階型この歳になって、論理階型という言葉を知った 振り返ってみると、どうして学校では、この「論理階型」をおしえないのだろう 物事の見え方がすっきりするし、考えもすっきりするし、話し合いも混乱せずスムーズに行くだろうに 先日の環境問題研究…

アフォーダンスとコミュニケーション

こういうのも「冗長性」といえるだろうか アフォーダンスという言葉をよく聞くが、 理解が難しい コミュニケーションといえば、常識的に「情報伝達」「理解」という言葉に結び付けやすいが 実は、コミュニケーションとは拘束しあうことである と言われると「?」…

苦諦と偽解決行動  論理階型

文献(著書)は知らないのだが、 エーリッヒ・フロムが、 「仏教の四諦の中で、一番難しいのは苦諦だ」といっているらしい 本人の心は「楽」であっても、 その楽を貪っていては、実は「苦」は増幅しているのだが 本人は自覚が難しいということが第一点 第2点とし…

墨攻 墨守

先日、映画「墨攻」を見に行ってきた かつてビックコミックに連載していたときにも注目していた作品だった 予備知識として、秦の始皇帝が、中国を統一し それと同時に、墨家はいずれかに消え、 儒家が勢力を伸ばし今に至るということを知っていたので 結末は…