夏祭に思う 無老死亦無老死尽

釈迦は、人生には生老病死があり、人はそれを苦しみとする、と言いました。文化、文明の力で環境が変わったとしても、どの時代にも、老死は尽きないでしょう。縄文時代の平均寿命は、15歳、江戸時代で30歳と言われます。昭和20年では、50歳。般若心経において、仏陀は、老死の尽きることはない、と同時に、老死もない、と言います。今年の夏祭は、過ぎました。無老死尽。来年、心あらば、夏祭は、開催されます。夏祭だけでなく、ひとのからだの細胞も、毎日お祭り。過ぎ去っては、また新たに生まれています。