2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

メソッドとしての俳句吟詠

< メソッド、メソード (method) とは、方法、方式、技法のこと 例えば、楽器の奏法、教育や音楽やバレエ、演劇の分野における教授方法 > と説明されます。 私の仕事場には、ポール・ゴーギャンの「我々はどこから来たのか、我々は何か、我々はどこへ行く …

さわやかな風に 風天の寅さんを想う

俳句表現には俳句の特徴があり、写真表現には写真の特徴があり、一緒ではありません。一緒ではありませんが、世界の一部を切り取ってきて表現するということは共通しています。そして、世界の切り取り方に、切り取った人の個性や人生を垣間見ることが出来ま…

臨死体験(臨終)瞑想「一本の樹・ひとつの森」瞑想

臨死体験(臨終)瞑想「一本の樹・ひとつの森」瞑想 はじめに 明日という日が、確実にやってくる訳ではありません。 もしかして、明日大地震が起こるかもしれません。かといって、明日という日に、人生が確実に終わる訳でもありません。ですから、明日以降の…

いずれにせよ年老いて死んでいく、ならば    slow walker

「自閉症」という単語で検索すると、 gooヘルスケアのページには、次のように書かれています。 < 自閉症(自閉性障害)とはどんな病気か 脳の発達・成熟が障害されることにより、心を通わせることが不自由な、3歳までに発症する神経発達の病気です。子ども…

スローウォーカー slow walker

普段、私たちの多くは、当然明日が今日と同じようにやってくると、疑いもなく暮らしているのではなかろうか? 「明日」だけでなく、「一ヶ月先」も、あるいは「一年先」も。 「十年」というと、「私達の多くは」とは言えなくなる。 からだに自信のない人や、…

新しい産業革命

平成2年(1990)9月19日に和歌山県白浜町に台風19号が上陸しました。11日後の9月30日には台風20号が同じく白浜町へ、10月8日には台風21号が田辺市に上陸しました。 この時、私の家から街につながる道路には木が倒れ込み、通行不能となり、また停電が復旧する…

蛍にんげん 衣通郎姫

「蛍」は、なぜ自らのからだを、光らせることができるようになったのだろう。 素人なりの仮説を考えた。 蛍は、小さくて弱い存在。だから、生命活動は、捕食者に見つからないよう、夜に行うようになった。 でも、それでは子孫を残す活動も難しくなる。 そこ…

野は市よりも豊かにて

今年2012年の5月に 「原発を拒み続けた和歌山の記録」 紀伊半島にはなぜ原発がないのか? 「いのち」の源―海・山・川を守り未来へつなげた 住民たちと関西電力との闘いの軌跡 寿郎社刊 が発行されました。 歴史を振り返ると 昭和56年(1981)6月に、「和歌山…

角なくも真ん丸は無し浜の石 碁石にならずもそれぞれの味

2日前から、自営業をしている知人の夫婦が家庭内別居しています。 事の発端は些細なことです。 奥さんが経理を担当しています。数か月前に、ある仕事に対する支払いの振り込みがあって、夫に伝えたそうです。数か月たって、夫は支払いがまだだと思い、再度請…

ヴェルサイユからサイバネティックスへ

「歴史を学ぶ」「歴史を読む」「歴史と向かい合う」ということについて、私の眼を開いてくれたのは、学校の授業でもなく、歴史書でもなく、史観論書でもなく、「学習」「階層性」「システム論」を学ぶために読んだグレゴリー・ベイトソンの「精神の生態学」…

風さやか

日本人には、瞑想というと、「無念無想」という言葉を思い浮かべる人が多いように思います。これは、禅文化の影響なのかもしれません。 そういう瞑想もありましょうけど、積極的に念を興し、想を興す瞑想もあります。 テーマを決めて、そのことについて、徹…