2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

生のジュースと死のジュース、ミックスジュース

貴方が日々日常を生きるにあたって、実に色んなことをします。食事、着衣、仕事、勉強、交友etc. 色んなことをするといっても、貴方の価値観に沿って、いろんな選択肢の中から、選んで行動しています。価値観に沿って、あるいは目的、目標、理想に沿っての行…

数学と人生

知人から、「子どもの数学の成績が落ちてきているので、見てもらえないか」と依頼を受けました。「すぐに成績がアップするということにはつながらないかもしれないけれど、数学に興味を持ったり、好きになったりする特別講座ならできると思う」と返事しまし…

脱家畜化

柴田義松著 「ヴィゴツキー入門」子どもの未来社 寺子屋新書 2006 を読んでいて、ふと思いました。 「最近の子供たちは、何歳ぐらいでりんごの革むきができるようになるんだろう」と。 インターネットを調べてみると、小学五年生で夏休みの宿題として、リン…

気づかないうちに、肩に力が入っています

一体何歳頃までだろう?ある歳まで、ゆるぎない客観、ゆるぎない真理というものがまずあって、その客観・真理に対して、不完全、部分的な、あるいは歪んだ主観があると思っていた。 歪みを矯正し、部分を総合させていけば、より客観、真理に近づいていくもの…

予定に縛られず道草しよう

京都在住のシンガーソングライター、豊田勇造さん(61歳)が今年3月に発表した新曲を紹介します。作詞は、ダライ・ラマ14世となっていますが、そのまた元詩は、アメリカの牧師さんのようです。 The Paradox of Our Age 大きな家に住んでいる 小さな家族で 便…

放射能の中を生きている

かたばみ草 学校の先生が言いました 人生を花にたとえるなら蓮の花 例え泥の中に生まれても きれいな花を咲かせなさい 私の人生を花にたとえるなら 道端に咲くかたばみ草 泥にまみれて生きていく 踏まれて踏まれて生きていく 茎が折れても生きていく 日照り…

熊野の森の話 乞食僧

十数年前に書いた文章が出てきましたので、今日はそれをブログに載せます。 インターネットを始めて2ヶ月余りになります。約20年ぶりに高校時代の友人と連絡が取れ、e-mailが届きました。その中に、「私にはトラウマがあって、安心感を求めてしまう」とい…

熊野の森 幽霊草幻想

幽霊草という植物を御存じでしょうか? ギンリョウソウ(銀竜草)というのが正式な名前です。陽の当らない深い森の中で見かける草です。茎も葉も花も、全身が透き通った白色をしています。というのは、葉緑素がありません。光合成しないのです。落ち葉が何年…

言語としての姿勢 言語に拘束される姿勢

「言語ゲーム」という言葉があります。 ゲームgameという単語から、「娯楽的な遊戯」をイメージする人もいるかもしれませんが、英語のgameという言葉は、もちろんテレビゲームvideo gameなどのように、娯楽的な遊戯といった意味で使ったりしますが、試合socc…

聖書と税と原子力発電所 2011.7.24

はじめに <集団生活と経済 分業と分配> 「人類」「人間」といわれる動物が、この地球上で、集団社会生活を営むようになってどれ位経つのでしょうか。生命科学として、あるいは、各民族や各宗教が持つ物語として、色々な説があります。 どの説をとるにして…

愛の記号論 キリストの愛の(私的)仏教的理解

「記号論」とか「写像論」という言葉だけを聞いても、それが日常の暮らしとどのように関係しているのか、イメージできる人は少ないかもしれません。 試しに「写像」「写像論」「写像理論」でインターネット上を検索してみると、複雑な数式を伴って、哲学や数…

自分との対話の瞑想

自覚し、随分気をつけているつもりであっても、いつの間にか、自分が立てた自分の一生の予定、一日の予定、目の前の予定に縛られていたりします。どのように予定を立てたところで、世の中、隣人、私自身の心とからだも、予定通りになる訳ではないのに、「あ…

文脈を読む瞑想

ここに芝居の台本の一部があります。 男「お前、馬鹿だな。」 女「ええ、私は馬鹿よ。」さて、あなたが脚本家だとして、このセリフのやり取りの前後をどう書きますか? 一つの例 結婚することを決めた男女がいた。報告に男の実家に帰った。母は、数年前に亡…

差異を見出す瞑想

仕事場で、ふと、周美さんの歌が聞きたくなって、CD「青のうた」をかけました。 周美さんは、高校の一年先輩で、コカリナ奏者黒坂黒太郎氏のコンサートのボーカリストを務めています。 http://www.youtube.com/watch?v=9Pwpdstdh3I CD「青のうた」一番目にあ…

時間の瞑想

「哲学」は、「存在論」と「認識論」とでできています。「存在論」は「何がどのように存在するか」あるいは「この世界の究極の存在とは何か」を考える学です。「認識論」とは「どのようにして、その究極の存在を知ることができるか」を考える学といえます。…

苦しみの瞑想

苦しみの瞑想(ゲッセマネ)「嗚呼、父よ。汝に於いては、凡ての事能わざるなしー若し適わば此時を去らしめ給え−此杯を我より離ちたまえーされど我が心のままを為さんとにはあらず、聖旨に任せ給えー (大石誠之助小伝より)」 誰しも、<苦しみ> 理想や平…

濁流の中にあっても

いまから30年以上も前の話。当時高校生だった私は、友人数人と勉強会を始めました。テキストは、岩波新書の「社会主義入門」でした。 当時の私は、人類の歴史の流れは、富の分配について、紆余曲折はあっても、力による分配から、働きに応じた分配へ、そして…

生きることの意味 2011.7.1

人生はドラマです。人生はドラマです。 山あり谷あり 晴れの日があり嵐の日があり 貴方の人生の主役は、貴方です。 貴方の人生の監督も、貴方です。 どんなに近しくとも、お母さんや恋人は、貴方の人生の監督ではありません。 貴方はあなたの生を生き、貴方…