2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

差異を生む差異

「KA☆AWOMOTTEKITEKUDASAI」 と言われたとしよう しかも、☆の部分が上手く聞き取れなかった 「かまをもってきてください」あるいは 「かさをもってきてください」 どっちなんだろう? 音の差異を感じ取り、かさなのか、かまなのかをは…

呼吸と心を見つめる その論理階型

呼吸を見つめる 私には息性がある 息性には、呼性と吸性がある 呼性と吸性とには、それぞれ胸式性、腹式性などがある すなわち、さらに逆腹式性、丹田性 それぞれの複合性があり さらに、リズムや長短を加えると、 それぞれが複合した一回性がある 息をクラ…

野口体操のことなど

今日の朝、瞑想をしていて、ふと野口体操のことを思った 野口体操のことといっても色々あるが 「生卵は誰でも鏡の上に立てることができる」という話 これまでに何度かこのブログに書いてきたが、 自分にとって、野口体操に出会ったことで、人生の転機を迎え…

めがねは何で出来ているか?

世界にはいろいろなことが起きる 物事は変化していく その出来事、変化が、自分にとって都合がよかったり、悪かったりする 私達は、自分にとって都合のよいことが起きるようにと、世界に働きかけたり よいことが起きる場に居合わすようにと、努力したりする …

不生不滅 瞑想による<実存的な苦しみ・死>の乗り越え方

なんやかんや言っても、「<時間は一方向に流れている>ということは、変えようがない」と思っていました つまり、「諸行無常」「生きる果てには、死が待っていることは揺ぎ無い」と思っていました。 だからこそ、「<一期一会>の心構えで生きよう」などと…

記号論と日常生活

記号論だけにかぎったことではないのだが あるものの見方、理論が、どのように私達の具体的な日常とつながっているのか もっと具体的に言えば、私達の苦しみの解決と結びつくのか、よくわからないことがある 唯名論と実在論 空や縁生 中観論や縁生論 記号論…

「空」に関するメモ 実体があるといえる訳ではない

「空」をどのように現代語訳しているかを調べてみると ほとんどの人が<実体がない>と、書いている かの、中村元大先生も、 岩波文庫「般若心経・金剛般若経」のなかで <存在するものには五つの構成要素があると見きわめた。しかも、かれは、これらの構成…

二つの湖の童話 縁生

出典は忘れてしまったのだけど、次のようなあらすじの童話を、以前に読んだことがあります。 山に二つの湖がありました。 二つの湖は美しさを競うことになりました。 一つの湖は、今まで回りに生えていた木々達に、 「落ち葉が落ちると湖が汚れるので、立ち…

予定と苦しみと目的とメタ目的と仮想的目標と羅針盤

私達は、やりたいこと、やらねばならぬことがあって、予定を組んで、実践する ところが、人間界も、自然界も、私のために動いているわけではないので 私の都合通りには、ことが運ばない ほんの些細なこと、些細な予定であっても、 中断されたり、思うとおり…