2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

思い通りにならないとき

思い通りにならないとき 「苦しみ」の定義や原因は色々考えられると思います。 私は、仏教、パーリ語でいうところの「dukkha(ドゥッカ)」を、苦しみの定義に採用しています。 つまり、「dukkha(ドゥッカ)」の原義である「思い通りにならないこと」です。 何…

エピクロスと私塾のことなど

現在私は通信制の大学に通っていて、来年卒業予定です。卒業後の予定は、止観瞑想を軸にしたNPO熊野みんなの家の私塾化(寺子屋化)をもっと促進しようと思っています。吉田松陰先生がモデルの一人なのですが、最近エピクロスのことを知り、モデルにしたい人…

所属するという「コト」2 所属と所属感 独楽と踊りと所属感

「所属すること」「所属感を持つこと」も人間の基本的な欲求だという考えがあります。 では、改めて、所属することとは何か、何を以て所属しているといえるのか、を考えたいと思います。 というのは、所属しているとその本人以外の人が認める所属と、本人が…

ヒトの死に処

ヒトの死に処 ○死にとうない「無痛症・遺伝性感覚性自律神経性ニューロパチー」といわれる疾患群があります。 痛覚が欠如している疾患です。 私は、本の中でしか知りません。ニューロパチーという言葉もあまり聞きなれない言葉だと思いますが、糖尿病ニュー…

原発事故後の地球と若者

NHKが製作している番組に、NHK特集があります。 1984年(昭和59年)の8月に2部に分けて放映された番組は 「世界の科学者は予見する 核戦争後の地球」でした。 NHKのHPには、次のように解説しています。 < 特筆すべきは「世界の科学者は予見する 核戦争後の…

目的論と心理学と苦の解決と

目的論と心理学と苦の解決と 言葉一般がそうであるように、「目的論」という言葉も、使う人によって、その単語の意味するところに微妙な違いがあります。(恣意性) 言語学的に言えば、記号表現・シニフィアン・能記としての「目的論」は同じでも、その記号…

幕末・明治に咲いた花々

幕末・明治期の人物伝を追って乱読する中で、新島八重を知り、2013年の大河ドラマは「八重の桜」であると知りました。 更に読んでいて、様々な女性を改めて知りました。 八重という名前に因んで、もう一人の八重、「緒方八重」 アマゾンの「緒方洪庵の妻」西…

しあわせであれ 素朴実在論から

素朴実在論 実在論 因果 苦しみ 存在と認識 「素朴実在論」について、インターネット上の辞典、ウィキペディアには、<「この世界というのは、自分の眼に見えたままに存在している」とする考え方のことである>と説明しています。 短い時間に限って言えば、…

生きる意義・意味

「生きたい」「死にとうない」という思い・力・方向性は、人間の基本的な思い・力・方向性だと思います。それは、言葉にできるような思い以前の思いだと思います。 皮膚に傷がつき、出血すれば、治りたいと思う以前に、身体は傷ついた血管をすぐさま修復しよ…

しっくりこない 百丈野狐 不落因果・不昧因果

百丈野狐(ひゃくじょうやこ) 不落因果・不昧因果 という言葉でインターネット上を検索してみると、数えきれないくらいのサイトがヒットします。例えば、gooだと百丈野狐で9440、不落因果・不昧因果で、23500件ヒットしました。 そこで、その上位にあるサイ…

言語と生活 平穏と喜びと言葉

言語と生活 平穏と喜びと言葉 The Tower of Babelという物語が、旧約聖書、創世記第11章にあります。 < 大洪水の後、ノアの子らは諸民族の祖となり、増えていきます。この時点ではみんな同じ言葉を話していました。シナルの地に住んだ人々は石造りの代わり…

「植物の擬人化」と「人間の擬植物化」

「植物の擬人化」と「人間の擬植物化」 今日の朝は、明治維新の頃の人々を思っていて、「人の擬植物化」を思いました。 旧体制を壊したものの、次の体制をどのようなものにするかについて、革命後壊した側の者の間で見解が違い、お互い争うことは、歴史上多…

所属するという「コト」 モノとコトの階層性

ふと、今日の朝は、「所属感」という言葉が浮かんできました。 人間の基本的な欲求として、「所属欲求」を考えることが出来ます。 有名なところでは、マズローの欲求階層説の中の所属欲求です。 あるいは、アドラー心理学に属するドライカースは、「個人それ…

新曲つくりました

人類が紆余曲折を経て、地上の理想社会へ近づいているのか、 はたまた、終末に向かっているのか、私にはさっぱりわからない。朝は、紀伊半島の南で朝食をとり、 夕方には中国・上海の町を歩いていたりして、 すごい時代に生きているなあと、思ったりする。か…