2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

信仰は、純粋に個人的な事柄である 椎名麟三

「椎名麟三」という小説家の名前を最初に知ったのは、高校の「文学史」の授業かなと思っています。以来、経歴も主要作品も知らないまま、40年以上経ちました。 最近になって、戦後に洗礼を受けたキリスト教作家、ベストセラー作家であることを知り、興味を持…

椎名麟三の「永遠の序章」を読みました

「椎名麟三」というひとの名前は、高校生の頃知りました。しかし、以来40年以上その著書を手に取ることはありませんでした。それが、この夏突然読んでみたいと思うようになりました。 椎名麟三は、昭和6年(1931年)20歳の時に非合法の労働組織を作り、特高…

ポスト・ロマンチシズム

ロマンス、ロマンチック、ロマンチシズム、これらは、日本の大人にとってはお馴染みの言葉ですが、日常で使われている意味は、本来の意味からは、ずれてしまっているようです。例えば、ロマンスは恋愛、ロマンチックは、理性や理論よりも情緒や情感を大切に…

もっと舐めあいましょう

新生児にとって、「舐める」という行動は、大人の舐める行動以上に重要な意味が含まれています。先ず「食物の選別」「食物をとらえる」こと。「食物をとらえる」というと、カメレオンでもアリクイでもないのにと思うかもしれませんが、人間だって、舌で先ず…

人生を全うする

人生を全うする冬の掃き掃除の時にも書きましたが、「完璧」を求めると疲れます。掃いても次の落ち葉が落ちてきます。濡れ落ち葉を強引に掃けば箒が痛みます。完璧は無理であっても、「全うする」ことはできます。場に気を込めることはできます。人生もまた…