2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

戦艦ポチョムキン 一筋縄ではいかない

今から約30年以上前、日本を放浪旅している途中、名古屋の映画祭で、戦艦ポチョムキンを見た。シベリア物語も一緒に上映されていたと思う。 すごく感動した。同時に非常に無知だったから、ロシアでは革命勢力と反革命勢力の二つの勢力があり、革命勢力が反革…

熊野みんなの家ふう 認知症予測検査

今日の朝のことをお尋ねします。 「朝食に何を食べましたか」と、メニューを尋ねるのではありません。 『朝布団の中で目覚めた時、最初に何を思い、 そして何をどう決意して起床しましたか?』 とお尋ねしたいのです。 「決意」なんて大げさなことはなく、「…

多層多重の生と無欲

かつて、そして今も少々馴染めない言葉に「無欲」という言葉があります。 馴染めない思いとは 「人間は無欲という状態などなれるのだろうか?」という思いです。 でも言葉は記号です。言葉の所記と能記の関係は恣意的です。 文脈によって、ことばの意味内容…

2010年10月24日 熊野みんなの家 発達心理学茶話会メモ

出世間 あや ということについて ヒンドゥー教の人生設定の考え方に、四住期ということがあります。 「マヌの法典」は人生を「学生期」「家住期」「林棲期」「遊行期」の四住期に分け、それぞれの住期において守るべきことを詳細に規定しています。 学生期は…

何を以って現実というか センサリー・アウェアネス以後の日常

「一回一回の私の今現在のこと」こそ、「現実」というにふさわしいように思います ある人々は、よく「○○は理想論だ、現実はそんなものじゃない」といいます。その現実とは「一回一回の私の今現在のこと」ではなく、「世の中全般」の現実、「人間全般」の現実…

センサリー・アウェアネス その4 違いを生み出す違いとバランス

センサリー・アウェアネスのセミナーの中でよく使われた鍵になることばのひとつが「バランス blance 」だったと思います。 バランスという言葉を辞書的に翻訳すれば、そのままバランスとして日本語になっていますが、つりあい、平衡、均衡、調和、安定した状…

センサリー・アウェアネス 3 ダンス

もとより、「ことば」というものは、「ある体験」を表そうとしても表しがたいものですが、それでも言葉や文章にし、表そうとすることによって、体験にラベルを張ることができ、ある体験の「中味」を、垣間見させること、再構成や再現のきっかけを与えること…

センサリー・アウェアネス 2

ブラインドウォークのことなどセンサリー・アウェアネスのセミナー二日目、午前のワークが終わる時、午後からブラインドウォークのワークを行うことを聞きました。 ブラインドウォークと聞いたとき、それだけで少し緊張感が生まれました。 以前書籍を読み、…

センサリー・アウェアネスを味わって

「自分が変わる」ということに事寄せて 例えばここに、最近しっくりいっていない夫婦やカップルがいたとする 一人でいる時には、何とか改善したいと思うのだが いざ実際の場面になると、 やはり対立的、競合的になってしまっていたとする 生きるということ、…

式子内親王

高校生のとき、冬休みに百人一首をすべて覚えてくる宿題がありました。私にとって、古語や枕ことばは難しく、詠い手の境遇や背景を思い量ったり、鑑賞する余裕もなく、丸暗記しました。 それから数十年、縁あって本居宣長の言葉に触れました。 言葉には二種…

いただきます

両手を合わせ、「いただきます」と言ってから食事を始める人は、今どれくらいあるだろうか? 人間は何か食べ物を食べないと生きていけない。 食べ物の手に入れ方から人間の暮らし方を大雑把に分類すれば、狩猟採集生活があり、農耕生活があり、工業を基礎と…