2011-01-01から1年間の記事一覧

Speech from Charlie Chaplin’s  The Great Dictator

チャーリー・チャップリンの映画「独裁者」の最後のスピーチ「床屋の演説」はあまりにも有名で、Youtubeやブログで度々紹介され、英語の教材にも使われています。 以下に、英文を書いていますが、日本語訳は、ネットサーフィンして探してみてください。ただ…

12月25日はチャップリンの命日です

チャップリン〜アメリカと闘った天才道化師 福川粛 1992年 メディアファクトリー刊を読んでいます。 最後にある年譜 Chronological History を読むと、今日12月25日は、チャップリンの命日です。 表紙にもあるように < 政府にとって都合の悪い「殺人狂時代…

クリスマスイブの夜に チャップリンを

産業・組織心理学を学んでいると、その歴史過程の中に必ず20世紀初頭のアメリカでの「科学的管理法」が出てきます。科学的管理法について言及するとき、チャップリンのモダンタイムスがイメージされます。 歴史を大雑把に見ると、大航海時代を経て、産業革命…

一切皆苦

「一切皆苦」という言葉を知っておりながら、その一方で 「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」と思ってしまったりする そして、苦しみの解消を願ったりしてしまう 生活収入も安定していて、心身健康であり 生きがいある仕事もしていて 心通いあう人々、友人も…

不安や恐れが、どのようにして生まれてくるのか、丁寧に見つめること

私達の様々な行動のその無意識的な動機を考えたとき、意識的な動機のほかに、不安や恐れを解消するという動機があるように思います。 私の今のこの行動の動機は、意識的な動機のその下に、不安や恐れの解消といった無意識的な、生理学的な動機があるな、と思…

大人のための国語講座 試案つづき

< ただの言葉とあや > あなたがこの世に生まれ、人生で一番最初に使った「ことば・単語」は何でしょうか? ママ、マンマでしょうか? 普通一般には、おそらくその瞬間を覚えていないでしょう。その瞬間を覚えている特殊な例として、ヘレン・ケラーとサリバ…

試案生涯学習シリーズ1 大人のための「国語(母語)」講座

人間の一生は、長編小説に例えられたりします。小説を書くのは、もちろんあなた自身です。かけがえのない人生を素晴らしい作品に仕上げるには、何が大切でしょうか。 人生の物語は色々あれど、作品の内容の多くを占めるのは人間関係でしょう。人間関係で重要…

マズローの欲求階層?

土曜日に、「家族」をテーマにした心理カウンセラーの講演会へ出かけました。 時代と共に「家族モデル」も変化してきたと話されました。 それとともに現れている家族問題(特に虐待)のことを話されました。 今一度家族を、「帰属」の場にしようという話だっ…

情報を拾いなおし、そして捨てる

時代が移り変わって、「連合理論」「連合学習」という言葉は、教科書の中や動物の訓練の場で主に使われる言葉になりつつあるようです。 自動車の運転を語るにあたって、自動車、運転者、道路、法規などシステム全体の視野が大切であることは言うまでもないこ…

ひとりひとりちがう認知特性

今読んでいる「認知心理学」のテキストには、<記憶の過程は、符号化、貯蔵、検索の3段階に分けることができる。>とさらりと書いています。 <符号化とは、入力された感覚刺激を「意味」に変換する過程を示している。> <符号化とは、もともとは情報工学の…

未来のことはわからない

台風12号以来、両膝を壊していて、山の中を歩けば、また悪化するとわかっていながら、昨日は、未だ行っていない妙法山鳴子谷へ行ってきた。ここも土石流が発生し、県道沿いの家が押し流された。 道なき道を歩き、もしここで動けなくなったら、発見してもらえ…

過去を参照すれど、過去にとらわれないように

私たちが何らかの行動を起こすとき、つまり、「現在の状況」を評価判断し、そこから「未来の出来事や状況」を予測し、未来が、「自分の理想や目標や予定」になるべく近づくよう「対処」するにあたって、「過去の体験、出来事」を参照し、多くの場合、遺伝的…

七仏通戒偈 善くあれ

仏教に「七仏通戒偈」があります。初めてこの言葉に出会った人の為に解説いたしますと、仏教を開いた釈迦牟尼仏とそれ以前の仏達が説いたといわれる仏教の一番根本となる教えのことです。 パーリ語では Sabba pāpassa akaranam 「一切の罪を犯さぬこと」 kus…

投影と脱投影

般化 弁別 認識 一般化 削除 歪曲 パターン 投影 演繹 帰納 違いが判る 創造 発達 上達 言葉の獲得 学習 成長 ベイトソン 階層 デジタルとアナログ 分離と連続 陰と陽 「弁別と般化」という言葉は、日常の中ではあまりなじみのない言葉だと思います。何らか…

綱渡り芸人が歌ってくれた歌

私には、綱を太くすることはできない 私には、綱の高さを変えられない できるのは、揺れるまま、狭いまま、高いまま 綱渡りに馴染んでいくこと バランスのとり方 足の裏の感覚磨き 風が吹いた時のしがみつき方 恐怖をやり過ごす術 何度も落っこちそうになっ…

分数について  1/2+1/3=2/5 !?

小学生から分数について質問を受けました。 分数の足し算の問題がありました。 1/2+1/3= という問題です。これを考えるのに テーブルの上に果物かごが2つあります。 一つのかごには、リンゴが2つあって、そのうち1つが王林です。 もう一つのかごにもリ…

ヨガのことなど

9月4日の台風12号により、山が崩れて家から国道に至る道を塞いでしまった。 家からは、自動車で二つの方向で街に出れるのだけど、その両方がふさがれてしまった。一つは、見るからに、ユンボなどの重機がないと土砂が取り除けないのがわかった。もう一方も根…

破戒僧が歌った歌

垣間見えたビジョン 起きているのでもなく、眠っているのでもなくそんな時に現れたビジョン 私は消えそうになるビジョンを追って目を瞑る 始まりもなく終わりもない世界 言葉を探す 世界を開く言葉 遠のいていく言葉を引き寄せようと 静かに深く息を吐く 苦…

迷い人が歌ってくれた歌

今から41年前 私は16歳 高校一年生 同級生数人と岩波新書の「社会主義入門」をテキストに勉強会を始めた 社会主義国とその人口は増加していると書いてあったと思う 私は思った 意義のある人生を歩みたい 理想社会の実現につながる人生を歩みたい 矛盾だらけ…

公園の木が歌ってくれた歌

100年前、目の前には川が流れていた その季節になれば、北から南から鳥がやってきた 田圃からは蜻蛉が、畑からは蝶々が飛んできた 根元の草叢で虫たちが集き 秋に落とした葉っぱの中で虫たちは眠った 子どもたちは私の幹と枝で遊び 若者は日陰で憩い歌い 大…

サドゥの歌

夢の中にサドゥが現れて、歌ってくれた。 生きとし生けるものの仕事 それは創造と守ること しかし、残念ながら諸行無常 大切なことも貴重なこともすべて流れていく 創造の力がありながら 発揮できないままに過ぎてしまうこともある 夢幻として仮に現れたもの…

室伏広治理論

ムーブメント シャマタ瞑想 太極拳 認知運動療法 生涯発達 リハビリ ホメオダイナミックス グレゴリーベイトソン 学習3 < 今年8月世界選手権で室伏広治は、ハンマー投げで36歳と325日にして大会史上男子最年長優勝をした。 2004年のアテネ五輪で当時29歳だ…

遠くて近きもの 秋の歌編

ヒトには感じられない 微かな風が吹き 樹の枝が揺れている 風の無い日も 嵐の日にも 樹は広がっていく じっと樹を観ていると 樹は踊っている じっと耳を澄ませていると 樹は歌ってる 貴方は何を望んで 動き 動かされ 何を望んで 立ち止まるのか 微かな風を感…

不昧不落 右脳左脳両脳一脳

絵を描くのが苦手な人のための絵画「上達」講座 ご案内 < 絵を描くことと人生 不落因果・不昧因果 過程であり永遠である今 > 自然災害や突然の病気や怪我・事故など思いがけないできごとに遭遇し、人生の予定が狂ったりすると、苦しいです。と同時に私達は…

不昧不落 両采一賽 その1

今回台風12号で妙法山に降り注いだ雨は、山麓の地区に甚大な被害をもたらしました。 妙法山は、下から見ていると、ずいぶん昔からずっと変わらず、杉や檜や雑木の森林であったように思ってしまいます。 しかし、山に分け入ってみると、そこには、かつての集…

紀伊半島沖を台風15号通過中

アスファルトの割れ目から ノースポールの花の芽が出てきたよ小さな双葉の苗が、私にこういうんだあなたに母がいて、母の母の母がいるように私にも 母がいる 母の母の母がいるいのちの始まりの時から、ずっとずっと途切れることなく今日まで命がつながって来…

一体感について  生者として、死者を悼み、尊ぶ

NPO熊野みんなの家は、那智勝浦町で最大の被害があった市野々区にありますが、家も道路も無事でした。 色々お心遣いを頂きありがとうございます。 2011.9.14 阪口圭一○はじめに 「一体感」という「言葉」があり、「体験」があります。人と人、あるいは生命…

生きる智慧

仏教学徒はいう「実体としては存在していなくて、縁起性によって存在しているものを、実体として存在していると思いこみ、それに執着し、好悪の感情を持つから、苦しむ。」と。 それが、縁起性のものごとであっても、縁起性のものごとと認識していても、その…

縁起性

Simon Peter asked Jesus, “ Lord, how often must I forgive my brother if he behaves badly towards me−as often as seven times?” Jesus answered, “ Not seven times, but seventy-seven. 「生命あるものは、やがて必ず死ぬ。」というのは、永遠不滅の…

ことばと私たちの苦しみ そしてその解決

キーワード ことば、行動、心理、認識、ナラティヴ、仮説(けせつ)、ヴィゴツキー、内言 熱い鍋にうっかり触れてしまうと、思わずさっと触れていた手をひっこめます。これは、生理学では、「反射」といわれていて、指先で受け取った刺激信号が大脳に届くの…