2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

朝に道を聞かば 夕に生きて 死すとも可なり

少年期から青年期にかけて私は、論語の中にある「朝聞道、夕死可矣」という言葉に魅かれていました。 私の少年期と言えば、高度成長期の頃で、東京でオリンピック(1960)、大阪で万博(1970)が行われた頃です。当時も今と同じ、紀伊半島の端、生まれ故郷で暮…

重力は大地の絆

自閉症傾向と思われる人々が、リズムある反復運動を繰り返すことがあります。このリズムある反復運動のことを、常同行動、自己刺激運動、ロッキング・フラッピングと言ったりします。 ぴょんぴょん飛び跳ね続けるという行動も、自己刺激運動といわれます。み…

侵略者は貧しい

「侵略者」は 貧しい 侵略者は「心 ここにあらず」 侵略者は いつも足りないモノを数えている 今 じぶんをふりかえって 心ここにあらず 足りないモノをあれこれ数えていたら 知らない間に 侵略者に目を閉じている 気付かないうちに 侵略者になっている いま …

いっしょくた 一緒くた 一即多

「いっしょくた」という言葉はこれまで、ひらがなで「いっしょくた」と書くものと思っていました。 国語辞典を引いてみると「一緒くた」という項目があり、何もかも一緒にしてしまう事、「くた」は「塵あくた」の「くた」に通じるなどと説明があります。 と…

ことものこと

原始仏典によれば、釈尊は「縁起の法」を悟ったと言われています。そして、縁起の法の内容は、 「これがあれば、これがある。これが生ずれば、これが生ずる。これがなければ、これがない。これが滅すれば、これが滅する」と表現されたりします。 ところが、…

生きるということ 弁別と般化 納得し充実し愛しあって生きるために

どうも、「絵を描く動物」は人間だけのようです。確かに、時々絵を描くチンパンジーや象が放映されることもありますが、あれはチンパンジーや象が絵筆で描きなぐったものを、人間が絵とよんでいること。他のチンパンジーや象が、それを見て鑑賞するわけでは…

絶望から笑みがうまれる

5月から、公民館が催している英会話教室に通いはじめました。初心者対象と聞いて言ってみたら、半数の人は常連で、ペラペラしゃべっていました。一回目は、自己紹介とフリートーク。講師先生は、町内の小学校、中学校でALT(Assistant Language Teacher:外…

森田療法と現代 (あるがままと全体論、階層論、行動分析学、ロマン

精神分析学を創始したフロイト(1856〜1939)が生きた同じ時代に、日本国内での豊富な臨床経験と生活実践から、日本人医師(森田正馬 明治7年1874〜昭和13年1938)によって創始確立された心理療法があります。それが森田療法です。 森田療法は、東洋文化に根…

朋遠方より来るあり また楽しからずや こいし絵講座

5月5日は、NPO熊野みんなの家開設5周年記念 「こいし絵」講座を開催しました。講座の理論編では、「弁別と般化」が、「行動分析学」の「要素分析」をからめて、テーマのひとつになりました。 人間関係において、相手の行動に対して、ほめたり、批判したり、…