2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

死に臨んで オールマイティカードとしての止観瞑想 

多くの人が持っているであろう漠然とした人生の目標、願いとして、 「死ぬとき、苦しまずにいたい。」「死ぬとき、後悔しないでいたい」 「死ぬとき、幸せな状態で死にたい」「死ぬとき、満足して死にたい」 という目標があると思う。 この願いは 深い願いで…

「途方に暮れる」と「途方に眩れる」

「tohounikureru」と入力し検索してみると、 ほとんどが、「途方に暮れる」と出てくる 「途方に暮れる」という文章に対する私のイメージは <進みたいのに、もう辺りが暗くなってしまって、前に進む道が見えない> <進もうにも、道を見出せなくて進めない>…

好きな食べ物 嫌いな食べ物

「私は林檎が好きだ」(「私の好物は林檎です」)という文章と 「私は今この林檎が食べたくて食べている」という文章 そして、「今食べているこの林檎は美味しい」という文章は 三つ並べてみると、それぞれ違う意味を含んでいることが分かる。 でも日常の中…

諸行無常の中で 光り輝くもの

仏教の四法印では先ず 「諸行無常」をいいます 若い人はあまり実感がないかもしれませんが ある年を過ぎると 自分が日々年老いていき、やがてこの世を去ることを ひしひしと感じます そんな中で 多くの人が虚しさにおそわれたりします 地位とか名誉とか財産…

携帯電話と止観瞑想

歴史を学ぶにしても、経済学を学ぶにしても、 物理科学を学ぶにしても あるいは心理学を学ぶのも その目的のひとつは 未来を予測し、制御、操作することだろう 狭い範囲なら、ある程度予測できるとは思うけれど 完全な長期的な予測は難しいと思っている 子供…

自性としては空なれど 事象としては存在する

並はずれた努力の末に、「そこ」へ到達するのではなく未熟のままで、あるがままで、流れるままに 今ここ永遠 と感じた人は、これまでの歴史上沢山いただろう その念慮のもとは、「自性は空なり」という認識、体験、所属感であろう 人の歴史で、苦しみは「解…

気づきの瞑想

センサリー・アウェアネスのセミナー以後、AMAZONで「アウェアネス」「気づき」という言葉で検索していて、 「気づきの瞑想で得た苦しまない生き方」カンポン・トーブンヌム著 佼成出版社刊 を見つけて読みだした。 著者はタイ人で、タイのバンコクの大学卒…

舞踏による空観の体験

いまから三十数年前、高校を卒業後、浪人生となって、京都で生活しました。そこで、私は、桜沢如一による玄米自然食、著書「無双原理」「永遠の少年」を知り、部族やフリーク(ヒッピー)といわれる人々を知り、共同体という暮らし方を知りました。日本に暮…

屍のポーズ シャバ・アーサナによる止の瞑想

あなたは、自分がこの世を去る時の場面を想像したことがありますか? しばらくお付き合いください。そして少しの間、想像してみてください。 あなたは何歳になっているでしょう? そこは、自宅でしょうか、病院でしょうか、車のなかでしょうか、屋外でしょう…

太極拳舞踏セラピーのご案内

はじめに 生まれてからこの方、苦しみを一度も味わったことのない人はいないでしょう。苦しみにも、虫歯の苦しみといったより肉体的な苦しみもあ れば、人生に意味を見いだせないといった精神的な苦しみもあります。 仏教では、人間が味わう色々な苦しみを四…