2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

苦の滅 諸法非我

動物や植物は、どのようにして気温を感じているのだろう 恒温動物であれば、自分の体温を基準にして、 熱い暖かいとか寒い冷たいを感じることだろう 人間は更に、寒暖計とか体温計を作り出して 物理的な温度を観じる(感じているわけではない) 魚とか、ヘビ…

語りかけ方の違いによって行動が変わる

老人リハビリ施設で働いている友人から聞いた話 「トイレへ行きたくないですか?」と尋ねると 「行きたくない」といって、行かないことが多く 「トイレへ行きましょうか?」と語りかけると トイレへ行くことになる という話を聞いた 言葉と行動の関係のヒン…

話し合う 語り合う

問題を目の前にして、ついつい私達、いえ、私は、 そこに唯一の正解を見出そうとしてしまう そんな癖が抜けない 問題を前にしている人がいれば、 ついついその人に代わって、正解を一生懸命考えて 見出して その人に教えてあげようとする そんな癖が抜けない…

うろうろすること 有漏有漏

「うろうろ」は普通ひらがなで書くが うろうろの語源は「有漏」だろうと思っている 私が今住んでいるところは、東牟婁郡となっているが、 この牟婁は、もともとの意味は無漏である そして、無漏も有漏も、仏教用語 うろうろのうろ、うろおぼえのうろ 煩悩を…

縁起の法

すべてがうつろいゆく 朝の自分と、今の自分も同じ自分でない さっき見た雲と、今見えている雲は同じではない 昨日の砂浜と、今日の砂浜は同じではない 常に注がれ、受け入れ、交わり、別れ、次へと流れているだけど、同じ名前で呼ばれ、同じ自分という言葉…

あるスーパーマーケットでの話 これも論理階型

もうずいぶん長い時間、一人のお客さんが、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしている。 商品を手にとっては、品定めなどをしていた。 しかし、一向に、買い物かごに商品を入れてレジに向かおうとはしない。 それを見ていた店長が、お客さんに近づいてこうい…

虹と縁起と全体論(システム論)

筆者の営む接骨院は、小学校の通学路に面している。時々、小学生たちが、遊びに立ち寄ったりする。十数年の彼らの会話から類推したことだが、サンタクロースの存在を信じて疑わない年齢の境目が、小学校4年生くらいである。 同じように、空に架かる虹につい…

語り合い 触れ合い 善き友 階層ジャンプ

「アーナンダよ。そうではない。そうではない。 善き友をもつこと、善き仲間のいること、 善き人々に取り巻かれていることは、 清浄行の全体である。」 (サンユッタ・ニカーヤ 神々との対話 岩波文庫 (第八節 努め励むこと 二 システム論から見ても、ある…

空即是色

今から30年以上も前 四国の福岡正信さんの農場に行ったことがある 当時、フリークで、長髪だったので 福岡さんに女性に間違われてしまった 山の中に研修生の寝泊まりする家があった そこで、いろいろお話をしてくれたのだが 「何か質問はありませんか?」…

「差異」について <同じ>とは?<ちがう>とは?

いつもの朝も、臨終の朝も どちらも、一回性の朝 「ものの名前は、名づけられたものとは違う」ベイトソン(精神の生態学) 私達は、いとも簡単に、<同じ>とか<ちがう>という言葉を使う。 しかし、改めてその意味を問えば、なかなかむずかしい。 野菜と果…

のっけから 番外

番外 ストカスティックとは ストカスティックをインターネットで調べると、いろいろ難しいことを書いてある 統計学、確率論、コンピューターによる現代音楽、etc 論理階型を理解すれば、この世界のいたるところに ストカスティックな過程が見いだせる ミクロ…

この世は夢よ 夢見ましょ

はじめに 「体得」「納得」「腑に落ちる」「覚醒」「ステップアップ」などと表現されている事柄について、それらに共通の概念・出来事を見出し、それがどのように起こるのか、また起こすことができるのかを検討してみよう。それらはまた、「成長」あるいは「…