2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自己愛と課題の分離

母が、あるいは父が 我が子を、我が身のように、我がことのように 我が身の分身として、 一体感をもって、慈しむのは、大切なことと思う だけど、いつまでもそのような関係でいることは 望ましいとは思わない 子供は子供で成長し、 自らの人生を自らの判断で…

自己愛性人格障害?

ある人の行動傾向について考えていて ネットサーフィンをしていたら 自己愛性人格障害という言葉に出会った 私が困っているその人の行動は 他者との会話において、自分や自分の家族の自慢が多いということ 相手の出来事、感じていることを引きだすことよりも…

寝返り瞑想

「甘い」「酸っぱい」「みずみずしい」「歯ごたえがある」「美味しい」 以上の言葉の中で、仲間はずれの言葉はどれでしょう? 何を選別の基準とするかで、答えは違ってくると思います。 私が意図した質問の答えは、最後の「美味しい」という言葉です。 サン…

差異を見出す 差異を捨てる そうして脳地図を書き換える

仕事、芸術、スポーツなにごとであれ 更になめらかで適切な動きを生み出すには 入出力の情報群の中に「差異を見出す」ことが必要で 同時に「差異をとりあげない」ことも必要だろう このことも、これまで表現を変えて何度か書いてきた 絵を描ける人は、ボタニ…

今日も気づきの日

「今日も気づきの日」と自分に声をかけながら 朝から昼までを過ごした すると、いつものように日常は日常として流れていくのだけど 人に触れる手触り、そして言葉かけのことばの手触りの感じが違う 一時期に来院する人が重なって、何人か少し待ってもらった…

分節と編集

少年期のころは、隣にいる人は、私と同じように 世界を見ている、音を聞いていると、思っていた。 しかし、日本人にとって、虹は7色で表現するが 国によっては、3色で表現するところがあることを知った。 日本人なら、鶏の声は、日本全国「コケコッコー」と…

洗濯女 これから私はどう生きるんだろう

「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に出かけました。」 という話を、日本人のほとんどの人は子供のころに聞いたと思います。 洗濯と私達の日常は切り離すことができません。 で…

減量中

午後8時36分 今はまだ、仕事場にいて、パソコンに向かっている。 このまま家に帰ると、そこには電話も、テレビも、パソコンもない。 シャワーを浴びて、フロアバレエレッスンをしていると 10時ころには眠くなる。 約5キログラムやせた。 一日に、平均200…

奪われても、手放しても最期に残るもの

真面目な仏教徒なら「業」と言い切るかもしれない 時々、突然なにかを、あるいはすべてを手放さなければならないような状況を 想像体験する まずは抵抗する 様々な予定というものを計画していて 計画を手放すということは苦しい 思考実験しなくとも、こうい…

天命 ひとりひとりの人生のそれぞれの意義

私達一人一人には、一人一人が授かった仕事、「天命」がある それは、私だけに授かった「私そのもの」を育て上げること 最期の最期まで 育て続けること 思い通りにならないことこそ 私を育ててくれる 老いてやがて必ず死ぬということこそ 私を育ててくれる …

父なき世代 神は死んだのか

父なき世代とは、 「第一次大戦の直後に世に出た世代」 「伝統文化を見失った世代、というほどの意味である」 評伝 アンドレ・マルロオ 村松剛著 中公文庫 にはそう説明されている。 このことは以前にも語った。 更に 「父がいないということは、自力で運命…

多重性ということ 寛容ということ

聴覚に障害がある人が、手話で会話することは、 ごく日常の行動です。 NHKでも、手話ニュースの時間があったり、講座が開かれていたりします。 でも、かつては、聴覚に障害のある人たちの学校では、 手話が禁止されていた時代があったそうです。 手話ではな…

内部モデル・イメージについて

内部モデル・イメージと跳び箱を飛び越えること 幼いころを振り返ってみると、跳び箱は飛べたように思う ただ、高い壇になると飛べなかった 高校の時、初めて平行棒に触ったが 求められる動きが全然できなかった 今になって、脳科学の内部モデル理論を知り、…

今日という日

私達は、色々なことにおいて、多重の生活を送っているように思う例えば、今日という日は、明日に繋がる過程の日であり 同時に、そういった今までの日々が集積し到達した日であると思う 今日という日は、手段であり、また同時に目的であると思う ところが、多…

スタイルを変える ダイエットから見えてくる世界革命

7月25日に講座を開く。その時の資料の一部として、ここ最近考えていることを、A4二枚分にまとめてみた。 「痩せたい」「体重が減らしたい」「姿勢を良くしたい」これらを別の表現をするなら「スタイルを変えたい」ということでしょう。 いままでどおりの生活…

今日はどんな日

テレビを見ない日が続いている 今日来院した人によれば テレビは参院選のことばかりをやっているという 今回も期日前投票をした 民主党がこういう結果になることも予測していた 私の一票が今後の国政にどのような影響を与えたのか よくわからない 今日来院し…

私の悲しみは私だけのもの

学習と上達について再び フェルデンクライスは 「われわれは自らの自己イメージ通りに行動する。」と述べました。 (フェルデンクライス身体訓練法 大和書房 9頁) 更に 「この自己イメージは、遺伝、教育、自己教育という三つの要因に制約される。」 とのべ…

陰極まりて陽となる

生存と上達のパラドックス 陰を極めて陽となる 誰でも「死にとうない」と思う時があると思います 誰でも「上達したい」と願う時があると思います 努力を重ねれば、生き延びることができ、 ある程度まで、個人の能力は伸びます やがて、ある限界に達します 多…

ある身近なひとのこと

正義感の強い人でした 力ある人に対しても 物怖じせず 物申す人でした 物申す友達がたくさんいました 大人になって それがライフスタイルになりました 中年に入り 人はそれぞれ自分が掛けている眼鏡に気付いていったのですが あの人は 自分が掛けている正義…

昨夜カシオペア座の上を流れ星が流れた

昨日の午後 虹を見た 夜は カシオペア座の上に流れる流れ星を見た 熱いのでベッドでは寝ないで、16畳ぐらいある居間に布団を敷いて寝ている はきだし窓のそばに敷くので、寝たまま光が峰が見え、その上にカシオペアがみえる 更に北東の夜空が見える 眠るま…

今日という日も はじまりでさいごのひ

もし、1919年のドイツに成年として生きていたとしたら、1月19日の国民議会選挙において、どの党を支持しただろうか?その前日は、第2次世界大戦発生の理由の一つともなった、ヴェルサイユ講和会議が開かれた日でもある。 選挙の結果は、多数社民党が…

しんだあとがうまれるまえとまあるくわになってつながっている

父母と父母世代への反発から、青春時代に、学校教育というものを信じなかった。 学校は、人間を選別するための機関として、反発しながら、仕方なく勉強した。 大学は入ったものの、中退ならず初退し、親とけんかし、そのまま家出し、放浪旅に入った。 当時北…

上達へのひらめき からだの柔らかさ

上達へのひらめき からだの柔らかさの意味を捉えなおす 最近、フロアバレエレッスンのストレッチを、自分なりにアレンジして毎朝1時間くらい続けている。 日中も、その感覚をもとに、からだの動きを通じての自己変容について考え続けている。 そうしていて、…

生老病死のうち病について

現在、住民票では5人家族になっており、国民健康保険と介護保険料は、年額70万円を超えている。 幸い、家族全員これといった持病がないので、めったに病院にかからない。 しかし、地元の公立病院の実態は、来院されている人からよく聞く。 地元の病院には、…

行動変容三つのレベル

心理学 行動の変容 苦の解決 心理学は、こころのことわり(理)の学と書くが、 自分は行動の変容の学問だと思う。 (このことは何度も書いてきた) 人間の行動決定の仕組みを、仮に3つのレベルに分けるように仮定できると思う。 第一のレベルは、遺伝子のレ…

暑い日

今日も暑い日だった 2010年も半分が過ぎたんだね、と昨日来院した方が言った 心では、いつも南無阿弥陀仏と唱え 今ここが臨終と唱え かといってせっぱつまった感じは与えなようにと思い生きている 近所の野良猫が、子供を連れてさっきから初来院している 単…