分節と編集

少年期のころは、隣にいる人は、私と同じように
 世界を見ている、音を聞いていると、思っていた。
 
 しかし、日本人にとって、虹は7色で表現するが
 国によっては、3色で表現するところがあることを知った。
 
 日本人なら、鶏の声は、日本全国「コケコッコー」と聞こえていると思っていたが
 明治の中ごろまでは、地方によって、鶏の鳴き声の表現が違っていたことを知った
 
 本を読む、映画を見る、絵画を見る、ある人物と触れ合う
 
 それぞれの人が、本や映画や絵画や人物全体をを分節し
 分節したものを組み立て直している
 
 昔から単純に、十人十色、人それぞれの考え方がある、
 捉え方がある、感じ方がある、と言いつつも
 
 一方で、標準、常識、正義というものを定めてきた
 
 資本主義社会の中で、ベルトコンベアーの前に立った時
 確かに、効率的な動きというものあるだろう
 
 しかし、それは、機械に同化した人間としての効率の良さではないか
 
 しかし、ある親達は、親心として、子供に、
そういった効率のいい動きをやさしく強制するようになったりする
 
夫が妻に、妻が夫に、効率のいい夫や妻になることを求めあったりする
 
しかし、からだは叛乱する
 
叛乱を革命へ導く光と知恵に出会いますように お祈り申し上げます。