2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

生きる意義と意欲

ある日男は、土をこねて神の像を作り始めた。実に丁寧に熱心に。何カ月もかけてやっと完成し、いつも目にすることができるよう窓辺に飾ることにした。すると、風が吹いて、カーテンを揺らし、神の像に触れ、神の像は窓辺から落ちて壊れてしまった。 次の日か…

原子力発電と銀行金利

マルグリット・ケネディさんが、著書「金利ともインフレとも無縁な貨幣」 小森和夫訳 の中でこう述べられています。 < 環境破壊、武器の製造、原発の建設や核の拡散等、こうした一連の流れが貨幣の動きとそれに伴う金利や複利を産み出す構造と根を一にして…

ある日の気功講座の一風景から

日本で「気功」といえば、相手に直接触れずに、手をかざし、「気」を送ることで、心身の不調を直していく療法をイメージする人が多いようです。 それは「気功」を応用した「気功療法」のその中のひとつであって、「気功」はもっと幅広くて深い内容を持ってい…

スピリチュアルな・神秘的な「努力」「忍耐」 忍辱

「弁別と般化」に思いを寄せていた時に降りてきた言葉が、「努力」です。 「努力」について考えてみます。 「努力」という言葉は日常よく使われていても、やはり個人によって、意味内容の捉え方が違います。Wikipediaには、努力(どりょく)とは、好ましい状…

生きるためのスキル「弁別」と「般化」 

今日は朝から、「弁別」と「般化」という言葉を通して、遊行しています。 ここ数日、「信」「正義」「苦しみの生滅」と考えてきて、昨夜、夜中に降りてきた言葉が「弁別と般化」でした。インターネット上の辞書には、 弁別 弁別とは、学習実験に用いられる用…

「苦しみ」の「生」と「滅」

「信」「正義」に続いて、「苦しみ」について考えてみようと思います。 どのような苦しみであれ、「苦しみ」は <外なる対象・色>と<内なる意識・受・識>が接触することで生まれるでしょう。 外に苦しみとなる対象があり、それを苦しみと捉える意識が接触…

心理学と正義 解読と解釈

「信」だけでなく、「正義」も、きっちりと自分の中で整理しておきたい言葉です。 というのは、怒りや暴力、力による他者の強制操作を行使する人がいて、その人は「正義」に基づいてその行為を行っていて、それは当然のこと、あるいは、むしろ積極的にせねば…

何をもって信というか 私にとっての信

「信」という言葉がずうっと気になっていました。 国語辞典には、 1 うそのないこと。まこと。誠実。2 疑わないこと。信用。信頼。 3 帰依すること。信仰。信心。 とあります。 一般的には、「これといった根拠がなくても、正しいと思うこと」という意味で…

複雑系全体論 共同体感覚

柿の葉茶をつくってみました インターネットで見てみると、柿の葉の新芽を摘んで、そのまま干せばいいと書いてあったHPもあったのですが、蒸してから干すという方法を採用しました。 早起きして、庭の柿の木の新芽をとって、仕事場へ行って、蒸して、色が変…

英語の発音 一からスタート

調身と調息 私が子どもの頃、小学校では「きをつけ!」という号令をかけられ、そうやって「良い姿勢」をつくることを教わりました。 この「きをつけ」は、どうやら江戸時代末期に、西欧の軍隊を真似て、新しい時代の軍隊を作ろうとし、そこでかけられた号令…

捨身 仏教と聖書

ある場面では、身を捨てること以上に、自分の考え、好き嫌いを捨てる方が難しいかもしれない。 好きなことの為に、身を捨てることができても、嫌いなことの為に、身を捨てられるかどうか? 人権ということを考えた時、私たちは私達人間一人一人が、独立した…

私にとっての仏教とイエス・キリスト

「仏教」の実践面は、仏教用語である「六波羅蜜」に要約することができます。 「六波羅蜜」とは、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧といわれます。 第一番目の「布施」とは、日本人が日常に使うお布施とは違い、奉仕とか捨身、我が身を差し出すことです。 …

生きるということの瞑想

「新陳代謝と生命維持」 この世に生まれた瞬間、「死のう」と思う人はおそらくいないと思います。 心筋や肺を活動させる筋肉はひたすら動き、血液は流れ続けています。 なにはともあれ「生命を維持しよう」とすることが、からだ全体の基本的な姿だと思ってい…

宿業と生きる

「ある状況の中で、ある行為をすれば、苦しみが生まれることが予想される。しかし、わかっていながらも、その行為を選んでしまう。そして苦しむ。一体どうすればいいのだろう。」 こういったことは、よく見られることです。 例えば、甘いものを食べると、血…