陰極まりて陽となる

生存と上達のパラドックス 陰を極めて陽となる
 
 誰でも「死にとうない」と思う時があると思います
 誰でも「上達したい」と願う時があると思います
 
 努力を重ねれば、生き延びることができ、
ある程度まで、個人の能力は伸びます
 やがて、ある限界に達します
 
 多くの人はここで諦めたりします
 
また その時更に「<私の>生存」「<私の>能力の上達」を望めば
 逆にそれが障害になったりします
 
 生存と上達のパラドックスといってもいいでしょう
 
 それを知って、無欲、無執着とかを標榜して
 <私の○○>を捨てる<「私の」努力>も効果がありません
 それこそパラドックスになります
 
 前にも述べましたが
 人間(じんかん)五十年 下天のうちにくらぶれば 夢幻のごとくなり
 と言って出家する人もいれば
 幸若舞を舞って 出陣する人もいます
 
 ERというドラマの中の人でしたが
 ドクターグリーンは、脳腫瘍で、ハワイで亡くなりました
 
 でも、私の中で、Over the rainbow の曲と共に 生き続けています
 
 そして、ドクターグリーンの声がします
 「大きな心で生きなさい」と。