メソッドとしての俳句吟詠

k1s2012-09-28

< メソッド、メソード (method) とは、方法、方式、技法のこと
例えば、楽器の奏法、教育や音楽やバレエ、演劇の分野における教授方法 >
と説明されます。
 
 私の仕事場には、ポール・ゴーギャンの「我々はどこから来たのか、我々は何か、我々はどこへ行く のか」という題の絵のレプリカを掛けています。
 
 私のこのブログのテーマの一つは、「この世は夢よ。夢観ましょ。」「我々は宇宙がみている夢。」です。
 
 創造、成長、自由自在、上達、響きあう事、 
 
夢にはいろいろな題をつけることが出来ます。
 
成長のための一つのメソッドとして、俳句吟詠を勧めています。
 
「我」の成長には、「汝」が不可欠のように思います。
 
「我」と「汝」が響きあう媒体としての俳句吟詠、メソッドとしての俳句会
 
 
森英介著「風天 渥美清のうた」大空出版 2008を読み進めています。
 
渥美清 ふうてんの寅さん 本名 田所康雄さん 
1928年(昭和3年)3月10日 東京に生まれる
「小学校低学年の頃から関節炎や小児腎臓でしょっちゅう寝てばかりいて、ロクに学校へ行けなかった。」
1954年(昭和29年) 26歳 肺結核 右肺を切除
1991年(平成3年) 63歳 肺がんを宣告される
実はこの約15年前に 肝臓がんを発病していた。
映画撮影の合間に、入退院を何度も繰り返していた。
1996年(平成8年) 転移性肺がんのため死去
 
「冬の蚊もふと愛おしく長く病み」 風天
 
吉村昭著の尾崎放哉の(肺結核で亡くなった)最期を描いた小説<海も暮れきる>を読み、尾崎放哉の役をやりたいと、早坂暁氏に述べる中での言葉
「(放哉に)<咳をしても一人>という句がある。この役には自信がある。結核患者の咳は普通の咳ではない。特殊な咳だ。音叉で響くような咳だ」(107頁)
 
早坂暁氏の言葉
「有名な子規の句に、<柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺>というのがある。あれは誰も指摘していないが結核患者の句なんです。お寺の鐘がガランドウの肺に響く。」(108頁)
 
吉村昭氏もまた結核を病んだことがあります。
 
ぜんそくが持病である男の子の母親が、来院しています。
今、熊野は「爽やか」という季語がぴったりの気候です。
しかし、これからが喘息の症状が重くなったりするそうです。
 
男はつらいよ 第17作 寅次郎夕焼け小焼けのDVDをアマゾンで買うことにしました。
 
 
「丑三つに猫頬を突く虫すだく」 諸心