先日、映画「墨攻」を見に行ってきた
かつてビックコミックに連載していたときにも注目していた作品だった
予備知識として、秦の始皇帝が、中国を統一し
それと同時に、墨家はいずれかに消え、
儒家が勢力を伸ばし今に至るということを知っていたので
結末は予想しながら映画を観ていた
最近は、常々夏目漱石の草枕の冒頭を思う
住みやすきところなどどこにもない
どこにも無いと自覚したとき
詩がうまれ、画がうまれる
戦国の中に、非攻があり、兼愛がある
そして、無無明であり無無明尽なのだろう