メモ書き 縁起 縁生 全体論

科学とは 物事の成り行きの予測と制御をするもの
心理学とは 人間の行動の予測と制御を目的とする科学
 
<何から話をはじめましょうか?123 いろはにほへと> 
諸行無常 万物は流転する そこに法則や秩序はあるのか?
すべては変化するのか? 変化しないものもあるのか?(神、遺伝子、ブラフマン、魂)
  
人間に当てはめたとき、からだは変化する、赤ちゃんもやがて年寄りになる
性格とか人格はどうか?
 
<変化を起こしたい、変化をとめたい>
人間にある行為をさせたい(善行)、人間にある行為をさせたくない(犯罪)
安らかに死を迎えたい(死後の世界と魂はあるのかないのか?)
人間社会をある方向へ向かわせたい、人間社会をある方向へ向かわせたくない
  
ある自然現象を起こさせたい(日照りのとき雨を降らせたい)、
ある自然現象を起こさせたくない(適度に降るのはいいが、川の氾濫、洪水は避けたい)
   
稲を沢山実らせたい、ではいつ田植えをすればいいのか、
春山の雪が融け、爺さんが現れたとき、こぶしの花が咲いたとき
(経験則に従って、自然現象に法則を仮定する)(外れるときもある)
  
初物の茄子なのに、秋茄子の味がする、→冷害になる→綿を育てるのはやめて、稗に植え替えよう
観測、観察からの智慧
 
<観測、観察して、パターン法則を探そうとするのが、科学の始まり>
 科学はかつては、真理を発見し、真理に基づいて、ある意見の真偽を決めるものだと思われていた。
 しかし、今は、真偽よりも、予測が当たればいい、うまく制御できればいいと考える
  
古代の智慧→自然の変化に合わせて、人間の行動を変化させる
 
近代科学→品種改良して寒さに強い品種を作る、肥料を撒く、ビニールハウスを建てる
これまでの経験則は、当てはまらなくなる→環境破壊になる恐れもある
 
一因一果のものの見方は、即効的であったりするが、
長期的に観たとき、他の原因を見落としていたり、他の結果を見落としていたりする
その結果、環境破壊、健康破壊につながったりする
(にがりの入った塩を使いましょう)(灌漑農業は塩害をもたらした)
 
一因一果、要素論から縁生論、全体論・ホリスティックなものの見方へ
(氏・遺伝子か育ち・環境かではなく、もっと全体的なつながりの中で物事は起こっている)
 
非行やアルコール中毒といったことも、(汚職も犯罪も戦争も自然破壊も)
個人の意志とか環境といった要素だけを見るのではなく
全体論・ホリスティックなつながりから見てみる
(折衷案ではなく、集合論ではなく、システム論、階層論)
  
死とか、死ぬということも、(そして生きることも)全体論・ホリスティックなつながりから見る
 
死後魂は存在するという見方もできる、生きるも死ぬも虹のような現象と見ることもできる
机に活けられた昨日のバラと、今日のバラは同じか?
私が転生するのか、私でなく、世界全体が転生するのか?
私を私たらしめているのは、
私であり、遺伝子であり、環境であり、関係であり、全体であり、システムである
 
すべては日々新しく生まれ、現象している (カルマも働く)
 
花瓶のバラと大地のバラは同じとはいえない(別ともいえない)
 
慈悲と憐れみ
智に働けば角が立つ 情に棹差せば流される
 
一念発起
どのような状況であれ 菩提心と慈悲 で生きよ