2006年12月26日付の朝日新聞、天声人語によると
現在「日本の借金」(国債など)は、約800兆円有り
1分間に約1千万円増えているそうだ
以前から「国債」には関心があり、少しずつ勉強してきた
記事をきっかけに、国債に関する一冊のまとまった本を買うことにした
amazonで調べてみると、「国債で如何に儲けるか」という本が多かった
国債の問題点を指摘する本がそれに次ぐが、
自分の求めている内容の本が見当たらない
私が求めているのは、国債を発行する意図について書いたものだ
入ってくる税収より、出て行く歳出が多いので、国債を発行するというのは
当初の目的、表向きの目的である、と私は思っている
これは私の穿ったものの見方だが
税を支払う側から見れば、1分間に1千万円の借金が増えていることは、そのまま
国や地方自治体に金を貸している側から見れば、じっとしていても
資産が増えているということになる
国や地方自治体が、必要もないのにどんどんいろんな施設を建て、
ついでに談合して適正価格以上の契約をし、
国債や地方債を多く発行すればするだけ、
国債が買える側にしてみれば、資産が増える
税を支払う側から見れば、談合は由々しき問題だが
国や地方自治体にお金を貸している側から見れば、
談合して借金が増えるほうがうれしい
国債は、国・政府の借金なので、政府や日本銀行は、「引き受け」てはならないことになっている
しかし、国債のほぼ半分を「保有」しているのは、政府であり、日本銀行だ
首長も借金が増えることにどこかで同意していたのだろうか
談合がわかった後、首長が業者を訴えるということは少なくて
裁判で訴えているのは、各地のオンブズマンだ