合併問題とサブプライム問題

新宮市は、約380億円の借金を抱えている
20年3月の議会で
田花議員の
「この借金返済をどのようにしていくかというような計画は作っておられるんでしょうか」という質問に対して
市の財政課長は「合併特例債その他有利な起債を活用する」と答弁している
 
こういう答弁を読んでいると
サブプライム問題との類似点がみえてくる
 
ステップ返済
据え置き期間の最初数年間は、金利が低いが
その期間を過ぎると、金利は跳ね上がる
収入の55%が、金利の支払いに回ったりする
 
平成22年までに合併すれば
特例制度で、最初の5年間は、効率化効果としての交付金の減額は免除される
しかし、その期間が過ぎると、効率化効果として交付金は減額する
 
福田譲議員は、こう言っている
「我が新宮市には大きな企業もなく、そのほとんどが地方交付税に頼っているのが現状」

借金をして
市庁舎を立て替え、文化ホールや熊野学センター、図書館など大きな箱モノを立てるが、
それらの箱モノは、新宮市の歳入を増やすわけではない、維持費として、そして地方債の償還として、歳出が増えるばかり
 
アメリカのサブプライム層は、家を転売したり、新たにローンを組もうとしたが、文化ホールを転売するわけにはいくまい

返す力のあてのない自治体に、お金を融通しようとする意図は、なんなのだろう
 
サブプライム問題でも、儲ける人(ブローカー)はぼろ儲けをしました
 
学校は本当のことを教えてくれない
 
鞭で打たれて、目の前から、コメを持って行かれ、賦役を強制させられると
よくわかるのだが、見えないまま、感じられないまま、
植民地化、奴隷化が進んでいる
戦後は終わっていない
 
明日は、熊野の山に分け入って、山から街を見ることにしよう