これからなにがあっても、共に生きていこう、語りあっていこう、道を

那智勝浦町内の丸濱組が、破産した。
丸濱組は、かつては従業員が約300人いた程の、県内有数の企業だった。
 
同じようなことが、日本の地方で起こっているのだろう。
 
そして、その動きは、これからも続いていくのだろう。
 
少年期、青年期の頃、「不景気って何だろう、不景気はなぜ起こるのだろう」と考えた。
 
経済学の本を見れば、難しいことが書いてある。
 
自分なりに学んできて
簡単に言ってしまえば、
金利を前提とした経済」だからだろう。
 
貸し渋りが問題になっているが、
銀行で融資を受けると、金利分だけ増やして返済しなくてはならない。
 
ところが、地球の資源は有限だから、経済成長には限りがある。
 
一企業だけでなく、いわゆる発展途上国
先進国から融資を受け、経済開発を行ってきたが
収支を見れば、返済額の方が上回っている
金利がつくから当然だが)
 
投資家さんたちは、実質経済ではなく
金利や格差を利用して、利益を得ているから
バブルとなって、それが弾ける
 
平たく言えば、投資家さんたちは、
誰かの借金や、思惑外れで利益を得ている
 
誰かが借金すればするだけ、ある投資家は儲かる
 
今月の初め頃
元会長さんに、金利の付かない銀行(スイスやスエーデン)の話をした
元会長さんは、貸し倒れというものがあるから、
銀行がその分の利子をとるのは仕方ない、と云ってられた
 
投資家さんたちは、貸しても貸し倒れのない対象に金を貸す
国家、地方自治体はめったに、貸し倒れない
必ず税金で払ってくれる
 
それで、国と地方自治体の借金が、ついに1000兆円を超えた(2007年末)
 
お金がないのなら、
一般の家庭なら、収入を増やすか、支出を減らすかするだろう
 
国は、借金を選んでいる
 
収入を増やす道がないわけではない
税制を変えることだ
 
厚生労働省による「所得再分配調査」から明らかになることは
当初所得」の50%を、上位20%が独占している
 
国民の税金を投入した銀行は、法人税を払わずにすんでいる
 
学校では、本当のことを教えてくれない
受験知識と技術の取得に明け暮れている
 
このまま進んで、アルゼンチンのようになるのだろうか
 
日本の自給率は約40%
田植えも収穫も乾燥も運搬にも、石油を使っているから
エネルギー源のことを思えば、もっと少ないかもしれない
 
自殺者も増え、犯罪も増えることが予想される
 
熊野から、学び続け、世界を見つめ続け、
生き甲斐ある道をともに生きていける道を探っていこうと思う