2006-01-01から1年間の記事一覧

記憶という不思議 システム論 アフォーダンス アカシックレコード

なんとなく、「記憶」というものは自分の脳の中に保存されているような気になっていた。 又、パソコンといつも付き合っていると、短期記憶とか長期記憶という言葉が日常的になって、「脳を鍛える」とか「右脳・左脳」といった本も目に付く。 ところが、最近…

構造 カルマ 心理療法 アドバイス

容器には、カップ(洞穴)型と植木鉢(トンネル)型があるとある日思いついた 容器だけでなく、生命体も、カップ型と植木鉢型があると、範囲を広げた つまり、入口と出口が一緒なのが、カップ型、入口と出口が違うのが植木鉢型 植木鉢型といっても、水は入口…

日常太極拳

勝ってしまってはいけない戦いというものがある かといって、同時に負けることも出来ない戦い こちらが勝つと、相手がますます卑屈になる こちらが負けると、傍若無人になる 負けることなく、 相手が気が済むような手合わせをし 気が済んだら立ち去ってもらう…

三角の虹

生きるということ 三角の虹 死は完全なる静止だろうか 私が死んだとて、世界は動き続けるだろう 私を構成していた諸々の物質もまた、分散していくことだろう 私は虹のようなもの ある条件が揃って 空に一時現れたもの 虹にたどり着けないように 私は私にたど…

ゲド戦記を読みながら

「悟り」とは、何事にも悩まなくなることではなく 冷静に悩めるようになること 「瞑想」とは、神秘世界に行くことではなく 現実的な事柄について、冷静に悩むこと 大賢人になった後も、ゲドも悩み 悟りを開いた後も、ゴータマは悩んでいた 世界は動いている …

「生きる」というこの摩訶不思議な「こと」

<わかる> 解かる 分かる 判る 多くの人は、ヤマモモの樹とホルトノキの違いがわからない 多くの人は、ゴマ鯖と真鯖の違いがわからない 多くの人にとって、それはどうでもいいこと ある時、何らかの必要に迫られて、その違いが「わかる」 わかるとは、「分…

二宮金次郎 大原幽学 佐藤信淵 そして名前の忘れられた人々

以前にも書いたことですが、どう生きたらいいのかと迷った時、 江戸時代末期の時代とその時代を生きた人のことを思います。 若い頃は、坂本竜馬とか高杉晋作のこと、あるいは大塩平八郎を思ったのですが 中年近くなると、佐幕側の人々、例えば浅田次郎の作品…

宇久井半島にある宇久井ビジターセンター(環境省)で、毎月第一週の日曜日に、「植物と虫の名前を覚えない自然観察会」というインタープリテーションを行っています。次は、10月1日に、第3回目を行いますが、第3回目を通り越して、第4回目の講演原稿…

魂のケア

昨日、ホスピスの医師をしていた人の話を聞いた その人は、緩和ケアという言葉とホスピスのケアと言う言葉を使い分けていた 緩和ケアを身体的痛みのケアと定義し ホスピスのケアは、更に精神的ケア、魂のケアを含めたものとして定義していた 医学に予防医学…

匙加減

翻弄される誰しも、翻弄されたくないだろう 翻弄されたくないから、色々準備もするだろう どんなに準備したとて、到る所で翻弄されるのが 人生の姿なんだろう 先ず、自然界の変化に翻弄される 晴れて欲しくても、雨が降る 来るなと思っていても、台風はやっ…

テルーの歌

歌喉の奥まで溢れるようにでてきた言葉達を 出さずに、胸の中にしまいこむ そんな言葉達を、人はそれぞれ一杯持っていることだろう そういう言葉達を、しばらく胸の奥底に沈殿させておくと そんな中から、淡い泡のような上澄み液の言葉が ぽつぽつと生まれる…

干した蛙で熱さまし

鎮痛剤の歴史の話をしていて民間薬の話になり 今も、干したツチガエル(土蛙)を、熱さましに使っていて、 よく効いている体験を聞いた その人が、実物の干した蛙を持ってきてくれた 寒の蛙、冬眠中の蛙が最高らしいが 採集するのが難しいので、目覚めてすぐ…

大事なことはなにか?

「存在すること自体」が不思議だ 「意識が意識すること自体」が不思議だ そして、やがて存在しない日が来る やがて意識しない日が来る 意識が意識する根拠を あるものは、肉体や、脳細胞や、 あるいは環境との繋がり、関わりに求め あるものは、その肉体に …

往生道

「意馬心猿」という言葉がある 意識は荒れ狂う馬の様、心は酔っ払った猿の様 という意味らしい 実際、瞑想をして、自分の意識や心を観察すると 一貫性や持続性を維持するのは難しく、自由意志の存在を疑ってしまう そんな弱さを知っているから 「臥薪嘗胆」 …

宇久井半島のモンキアゲハ

モンキアゲハと名はついているものの 森の中でみると、紋は白く見える 採集して標本にすると、少し黄色くなってくるらしい 宇久井半島の森を歩けば、今一番目立つのはこのモンキアゲハ 日本では、雌では最大の蝶だという 幼虫は、イヌザンショウなどのミカン…

科学的?輪廻転生

7月30日に自然観察会のインタープリターをしたが、9月に2回目を予定している第2回 植物や虫の名前を覚えない自然観察会 テーマ 宇久井半島で探そう、考えよう 人間と自然の繋がり・関わり 不老長寿の薬<挨拶> 皆さんこんにちは 本日インタープリター…

生と死は双子の兄弟 8月の思い

生と死は 仲の良い双子の兄弟 死を覚悟して生きるとき、生が輝き 生が輝くと、死もまた輝く 今日生まれたばかりの赤ん坊にも 死は必ず訪れます どのような絶大な権力者であろうとも 莫大な富の所有者であろうとも 老いと死は必ず訪れます 人は何歳くらいから…

わかるとは分かち合うこと

かつて読んだ本を、再び読み直している 先日浅田次郎氏の、「蒼穹の昴」を読了した。次は、遠藤周作氏の「満潮の時刻」を読もうと思っている なぜ再び読む本に選んだかというと 遠藤周作氏の最期のことを思うからだ 遠藤周作氏は、73歳でなくなったが、 最後…

宇久井半島を安らぎの場に

時代が 明るい方へ流れているとは 感じられないのに 私が安らいで居られるのは ひとつに 熊野には森が あるからだと思います 熊野の森で 遊び育ったからだと思います 私は昭和29年生まれです。私は宇久井で生まれ、育ちました。 私が小学生の頃、宇久井半島…

歴史感

歴史観ではなく、あえて歴史感という言葉を造語したい 「私達の今ここの暮らしは、幾多の人々の血と汗の上に成り立っているんだな」と実感することを、歴史感といいたい 学校教育を批判するつもりはないが、私の場合、学校で歴史の授業を受ければ受けるほど…

那智勝浦町太極拳教室

今夜は、那智勝浦町で、太極拳の講師を努める。今夜の講座のレシピ。<<運動法としての太極拳 動く瞑想としての太極拳>> 太極拳を始める動機として、健康増進が挙げられます。 では、太極拳が、どのようにして健康増進につながるか、考えて見ましょう。 …

私は全体論を知っているのか、全体論で生きているのか

1. 生きるということは操作することだと思う 生きるということは、自然環境や社会環境、自分自身に働きかけて、その有様を変え、自分が生き延びるのに都合がいいようにすることだと思う。 2.人間は、操作の方法を学ばなくてはならない 人間は未熟児で生…

痛みの中にいると

痛みの中にいると、 他の人の痛みがよく分かるか 小康状態になると、他の人のことを思いやったりするが 実際痛んでいる時は、かえって他の人の痛みを思いやる余裕を失ったりする 自分自身を振返り、亦痛みの中にいた人の側で暮らして そうおもう 痛みの真っ…

生かされて生きてます

自分が走れない、坂道を普通に歩けないと気づいたのは 昨年の年末頃からだ 毎週水曜と土曜は、接骨院のゴミ出しの日になっている 土曜は、接骨院のスタッフの人がお休みで、 長女が接骨院を手伝ってくれる。 それで、長女と一緒に出勤するので、 大体いつも…

もし、癌と診断されたら

日本では、三人に一人が、癌で亡くなる時代になった 自分の場合、ゆるい坂道でも、ゆっくりしか歩けないし、 父は心筋梗塞で亡くなり、叔父も狭心症なので、 ガンか、心筋梗塞の可能性が高いと思っている 食道の辺りか、直腸の辺りに、 既にガンの種ができて…

アウトサイダー

今から30年以上も前、二十歳になる前に、ある人から勧められ、 コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」 ヘルマン・ヘッセの「荒野の狼」を読んだ。 20歳代の頃に読み返したが、 コリン・ウィルソンのその後の著作には興味がわかなかったし ヘッセに関しては…

しあわせ?

しあわせ?幸せであることに越したことがないが はたして、幸せが人生の目標かどうか 目標にした途端、幸せでなくなったりする幸せでないから、幸せが目標になるのではなく 幸せを目標にしてしまったから、幸せでなくなるのかもしれない 幸せであることに、…

遼かなり 天津租界 天津異界

遼かなり 天津租界 天津異界 最近、接骨院にみえられるようになったIさんのことについて語ろう Iさんは、大正Y年(19xx年)生まれ。8X歳。 背筋がしゃんと伸び、矍鑠としておられる。 生まれて、7時間後にお母さんが亡くなられ、6歳の時、お父さん…

朋あり遠方より来る

我が家の周りは、これまでは大きなシマヘビ(縞ちゃん)のテリトリーだった。 それが、数日前の大雨で、どうやらヤマカガシの夫婦が、俄かにできた小川に流されて移り住んだみたいだ。 しばらく草刈もしていなかったので、草が伸びている。 そんな訳で、昨日…

イライラ いらいら

なんかイライラしてしまうことがある あれとあれとあれと、これとこれとこれをしなくては、と思っている そんなときは、ゆっくりと息を吐く しかし、あれこれのこっていると、またいらいらしはじめる 原因は分かっている しなくてはいけない、と決めているこ…