魂のケア

昨日、ホスピスの医師をしていた人の話を聞いた
その人は、緩和ケアという言葉とホスピスのケアと言う言葉を使い分けていた
 
緩和ケアを身体的痛みのケアと定義し
ホスピスのケアは、更に精神的ケア、魂のケアを含めたものとして定義していた
 
医学に予防医学があるが
身体的だけでなく、精神的、魂的な予防医学も必要だろうと思う
 
極論だけど
私達が常日頃、魂の予防医学を心がけていたら
特別にホスピス病院を建てなくとも
一般病棟でホスピスケアチームを創る事によって対応できるのではなかろうか
あるいは、ホスピスケアをしなくとも、緩和ケアだけで対応できるのではなかろうか
 
でも実際は、身体的、精神的、魂的予防医学
いずれもが疎かになっているのだろう
 
ヒトが最後にどのような「形」で臨終を迎えるか
全く予想がつかないが
その「実質的中身」は、やっぱりそれまでの人生の集大成だろう