年末の思い

2006年も今日を含めて、残り4日となった。
毎年年末頃には、ボランティア活動のつけで体調を崩していた。
今、持病をいくつか抱えているが、ここ一ヶ月は、おとなしくしてくれている。
夜は、読みたい本があっても、10時か11時には眠ることを心がけている。
  
昨夜は、フランス革命に関する本を読んでいた。
その本は、フランス革命を語り始めるのに、アメリカの独立戦争から始めていた。
  
アメリカの独立運動は、イギリスの課税に抵抗することから始まっている。
  
話は飛ぶけれど、江戸時代、農民一揆は、税に抵抗し発生した
現在、日本政府は国債を発行し続け、その利子だけで、一分間に約一千万円だという
その利子は、結局国民が払うのだが、一揆が起こる気配がない
石油のおかげかなと思ったりする
  
日本人の90人に1人が億万長者で、世帯の20数%が、貯蓄無しの家庭
という格差社会
  
今年流行った言葉は「親殺し」「子殺し」
 
話が暗くなりそうというか、世相はやはり暗いと思う
 
だからこそ、同時に日常の中の小さな光を感じることが大切と思う
 
光を見出そうとすれば、あそこにも、ここにも光がある
 
例えば、先日の日曜日、宇久井半島でウォーキングのガイドをした
ガイドのときは毎回カラスザンショの葉っぱをちぎって香りを嗅ぐ
 
例えば、友人が、自ら焼いた鯛焼きを持ってきてくれたこと
例えば、シクラメンの花のつぼみが、螺旋を描いていることを見つけたこと
例えば、接骨院の鉢の中で、春の野草のスミレが咲いていること
例えば、穴の開いた葉っぱを観たり、山の中で枯葉を踏みしめて、生と死がひとつのサイクルと感じること