2005-01-01から1年間の記事一覧

名詞的人生と熱い、寒い、柔らかい、硬い、明るい、暗いなど形容詞の

羽鳥操さんが、自身のプログの中で、「動詞的人生」ということを書かれてあったので、コメントを書いた。以下その文章。 名詞的人生と熱い、寒い、柔らかい、硬い、明るい、暗いなど形容詞の中に生きること あまり深くものごとを考えず、あるいは感じないで、…

有精卵とインタラクション

無精卵よりは有精卵のほうが、からだに良い、と何の疑いも無く思い続けてきた。 改めて、その根拠は何?と考えると、よくわからない。 無精卵は生きていないが、有精卵は生きている、と自然食家は言うかもしれない。 本当に、有精卵は生きているといえるのだ…

発声とキネステティク

以前、ビパッサナ瞑想を続けていて、たまたま何年か振りに、ギターを弾いてみたら、練習などしていなかったのに、弾けるようになっていたことがある。 同じように、キネステティクの7つの基本体位を、日常の中で暇を見つけては実践していたら、特別発声練習…

キネステティク・太極拳講座

12月3日に講座を開く 以下、その案内文介助介護に活かそう 心地よい触れあいとスムーズな動きを体得する キネステティク・太極拳講座(研修会)のご案内 <初めに 講座研修の目的について> 人は、一人では生きていけません。他の人と関わりを持って、助…

キネステティクと野口体操

キネステティクを日本に紹介されている沢口裕二さんのHP さあさんの「秘密」の小窓 http://epstmlgy.ddo.jp/indexnews.html のなかに <歩く移動は「あるマスがほかのマスに重さを流し、軽くなったマスが場所を移動すること」です>とあります。 野口体操で…

貪瞋痴 幸せを求めるのが、苦しみの元

懺悔文 さんげもん 我昔所造諸悪業 がしゃくしょぞうしょあくごう 皆由無始貪瞋痴 かいゆうむしとんじんち 従身語意之所生 じゅうしんごいししょしょう 一切我今皆懺悔 いっさいがこんかいさんげ 貪瞋痴 貪欲、瞋恚、愚痴といわれると いけない欲望を持つこ…

赤い林檎に唇よせて

独房に林檎と寝たる誕生日 秋元不死男 空は太初の青さ妻より林檎うく 中村草田男 幼い頃、風邪をひいて寝込んだりすると、母は擂り林檎を作り、林檎の汁をスプーンで掬って飲ませてくれました。 林檎の汁は、直ぐ変色してしまうのだけど、とても美味しかった…

リンパマッサージ

リンパマッサージは、今では一般名詞のようになっているが、登録商標にもなっていて、筋肉医学研究所の紺野義雄氏が編み出した言葉であると、何年か前、渋谷の研究所に行った時に聞いた。 私がリンパマッサージに出会ったのは、約25年前で、大阪中津で行わ…

「からだ」という全体論

「センサリー・アウェアネス」の創始者、エルザ・ギンドラーは、肺結核になったことが、きっかけだった。 「アレクサンダー・テクニーク」の創始者、アレクサンダーは、声が出なくなったことがきっかけとなった。 「フェルデンクライス・メソッド」の創始者…

介護予防? 筋力より感覚トレーニングを

2006年より、介護保険が改革され、介護予防として、筋力トレーニングが取り入れられます。 日々筋力トレーニングを行っているプロスポーツ選手であっても、年齢と共に筋力が落ちていくように、一般の人々が、適切な筋力トレーニングを行ったとしても、年…

悪い夢を見てもすっきり

これまでは、悪い夢を見て目覚めた朝は、しばらく沈んだ気分が持続していた。 例えば、ムカデに噛まれる夢とか何か失敗した夢、迷子になる夢、時間に遅れる夢。 最近は、悪い夢を見ても、気分が持続しない。 むしろ、すっきりする。 というのは、ある状況と…

尊厳死と尊厳的介護 キネステティク

「延命治療はしないように」と、ことあるごとに、私は家族に語っています。 尊厳死の団体にも入会し、リビング・ウィルを書いたこともあります。 しかし、どうも心もとない。紙に書いて残した私の思いが、現実に、どれほど実行されるのか? 最近、「キネステ…

野口体操

放浪生活の途中、東京で、友達に、竹内演劇教室に誘われた そこで、「野口体操」に出会った 野口先生の著書「原初生命体としての人間」にこうある <自分自身の生身のからだの動きを手がかりに、今ここで直接、体験するからだの中身の変化の実感によって、人…

熊野の星の下で

今から約30年前の話 大学に入ったものの、通わず、リュックを背負って日本を放浪した 「敷かれたレールの上を進むのは嫌だ」とレールをはみ出た 「フリーク」といわれた人々、「コミューン」という暮らしに憧れた 長野県の入笠山に中腹に、「赤烏」という…

 <瞑想とは、一瞬一瞬目覚めていること>

日々新しい朝がやってくる なのに人は、昨日の悲しみを背負って起きてきたりする 貴方の今朝のお目覚めはいかが? 新しく目覚めていますか? いままた一度きりの新しい日が始まる 目覚めていますか、今ここに。 毎日毎日、今までに無かった新しい朝がやって…

キネステティク 野口体操

10月5日以来、書き込みをしていなかった。 忙しかったということもあるが、「キネステティク」なるものを知って、それにはまっていた。 キネステティクについては、以下のページに詳しい。 http://epstmlgy.ddo.jp/indexnews.html さあさんの「秘密」の小…

この世は夢よ 夢を見よ 観吟集

なにせうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ 閑吟集 55番 (なにをまじめくさって この世は夢よ ただ狂え) とは、色色なところで引用されます ずいぶん昔、NHKのドラマの中で「この世は夢よ、夢を見よ」と遺言を残す場面がありました 「ただ狂え」と「夢…

それは、腹の立つことですか?

今から20数年前、山○会という団体の、特○へ参加したことがあります。 人里から離れた山中の研修施設で、一週間缶詰になって、セミナーが開かれます 参加者は、大広間に大きな輪になって座り、 中央に世話係というファシリテーターが座り 「最近腹を立てた…

感情表現は学習です 無駄な争いを避けるため瞑想しましょう

人間の行動が、本能と学習に基づいていることは、誰しも認めることだろう。 お腹が空くと、何かを食べたくなって食べ物を求めるのは本能、それをどうやって手に入れるか、どうやって調理するかは、学習、といった風に。 しかし、感情表現については、多くの…

厳罰主義とリストラティブジャスティス (国家統制と住民自治)

昔、「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」という言葉を聞いたことがあります。 「日本は、経済的にも、文化的にもアメリカを追従している」ということを表現しているのでしょう。 アメリカは、犯罪に対して厳罰主義を採っています。一方、リス…

北の零年 あまり悪口は言いたくないけれど

「北の零年」を観た あまり悪口をいいたくはないのだが、とてもがっかりしたので、そのことを書きます 一言で批評するとすれば、「心情的な見せ場」を寄せ集めてできている映画だと思いました。 ストリー全体、登場人物の描写には、論理性や一貫性が欠けてい…

葉っぱは光を命に変えて エントロピー インタープリテーション

インタープリテーションという言葉の解説に <自然・文化・歴史(遺産)をわかりやすく人々に伝えること。自然についての知識そのものを伝えるだけではなく、その裏側にある“メッセージ”を伝える行為、あるいはその技能。> という解説がよく使われます。 この…

矛盾や不条理が大きくなろうとも

人間という動物は未熟で、その行動は矛盾に満ちている だから、人間社会というのは、様々な不条理を生み出す 戦争とか環境破壊とか、犯罪とかがそうだ ある人々は、社会正義とか言って、徒党を組み、自分たちの理想社会を実現しようと、他の人々に働きかける…

知るの語源は「領る」

以前あるキリスト教徒から聞いたのだが 聖書は、人間が書いたものではなく、神が精霊を通して、人間に書かせたものらしい そして、他に神が書いたものがある、それは自然そのものだ、とその人は言った 二宮翁夜話 一 天地の真理 にはこうある <私の教えは、…

ライフ・イズ・ビューティフル ロベルト・ベニーニ

映画だけに限らないが 映画評論というのは、映画作品について語っていると同時に 作品を評価している自分を語っている だから、同じ映画について、人によって評価がまちまちなのは当たり前だと思う 絵画についても同じ、音楽についても同じ 「ライフ・イズ・…

痛みと脱力

これまでの人生で味わった最大の肉体的苦痛は、 20歳代の時、タイで赤痢になったときの痛みだ。 どう生きていくべきか、答えを見い出すべく、国鉄を辞めて、東南アジア方面に放浪の一人旅に出た。 バリ島からバンコクヘ行き、なるべく現地の人々が食べている…

絵を描くということは

全てが流れていく 花が咲き、花は枯れる、人が生まれ、人は死ぬ 文明が栄え、文明は滅ぶ、星が生まれ、星は滅ぶ 全ての営みはやがて無に帰する 底知れぬ虚無 だからこそ 虚無の真っ只中に 自ら入れば 今このときの一瞬の光、出会い、ふれあいが 永遠の光とな…

J の痛み 命を削って命を生きる

最初は、一ヶ月に一度くらい、痛む日があったのだが、それが一週間に一度になり、更に二三日に一度となり、やがては毎日痛むようになった。 時間も、夕方痛んでいたのが、日中も痛むようになり、そして、床についても痛むようになった。 Jは、西洋医学を信じ…

永遠の謎 意思疎通 わかるということ

「今日はいい天気ですね」と挨拶をする 「そうやねえ、ええ天気やねえ」と返事が返ってくる <今日はいい天気ですね>という文章に私が込めた意味を、相手が100%理解したかどうか、わからない。 相手が、<そうやねえ、ええ天気やねえ>という文章に込めた…

衆院選投票日 棚田で歌を歌う

那智勝浦町色川地区は、住民500人の内、約100人が、Iターンの人々で、有機農法で生計を立てている。 今年、棚田のオーナー制度が始まり、私達家族も2口申し込んだ。 田植え、草取り、稲刈り、餅つきにオーナーは参加する。 それぞれの作業の後、一緒…