リンパマッサージ

 リンパマッサージは、今では一般名詞のようになっているが、登録商標にもなっていて、筋肉医学研究所の紺野義雄氏が編み出した言葉であると、何年か前、渋谷の研究所に行った時に聞いた。
  
 私がリンパマッサージに出会ったのは、約25年前で、大阪中津で行われていた「からだほぐしの会」や、「からだとこころの出会いの会」で知った。
 治療法というよりは、コミュニケーションの一方法として学んだ。
  
 接骨院を開院する以前から、このリンパマッサージにはずいぶんお世話になった。
  
 筋肉活動を伴わない精神活動はないとおもう。
 じっと座って、瞑想や沈思黙考するにしても、心臓や肺は動いているし、姿勢を保つ為に、筋肉は活動している。
  
 治療面では、例えばふくらはぎは第二の心臓であるとして、歩くことを奨励したり、ふくらはぎへのリンパマッサージは、接骨院を訪れた人に必ずしている。
 横隔膜が動くと、内臓のマッサージになる。
 肋骨が動くことによって、心臓に静脈血が流れ込む。
 スワイショーをしても、内臓のマッサージになる。
  
 今キネステティクに出会い、「動きはコミュニケーション」という言葉に出会い、これまでのリンパマッサージを使った講座の場面を思い出す。
  
 人に触れる触れられる瞬間に、その人の対人関係の結び方、その時の心の動きが伝わってくる感じがする。