有精卵とインタラクション

 無精卵よりは有精卵のほうが、からだに良い、と何の疑いも無く思い続けてきた。
改めて、その根拠は何?と考えると、よくわからない。
 
 無精卵は生きていないが、有精卵は生きている、と自然食家は言うかもしれない。
本当に、有精卵は生きているといえるのだろうか? どういうことを「生きている」というのだろう?
  
 同じ有精卵でも、パックにつめられて売られている有精卵を暖めても、雛は生まれない。
 親鳥が抱いている有精卵なら、そのまま抱き続けても、孵卵器に入れても雛になる。 
 パック詰めされて、暖めても雛にならない有精卵は「生きている」といえるのだろうか?
  
 無精卵もパック詰めの有精卵も同じだ、といっているわけではない
  
 「生きている」ということはどういうことなのか、改めて考えてみたいのだ。
  
 親鳥に抱かれている有精卵、孵卵器に入っている有精卵は、その中身が、成長に向けて、機能拡張に向けて変化していることだろう。
 有精卵であっても、成長や機能拡張に向けての変化が途絶えてしまえば、生きているとはいえないのではないか?
  
 知人の奥さんが、くも膜下出血で、総合病院に入院している。
 親鳥が卵を抱くように、語りかけて返事が無くとも
 撫でさすり、話しかけ、リンパの流れをよくすれば、回復が早いのでは、と思っている