地球温暖化防止活動推進員養成講座作文

講座を受講するには作文が必要だそうで、その作文

今後地球温暖化問題で取り組んでみたいこと

 現代生活において、通貨・お金なしの暮らしは考えられません。しかし、人類の歴史最初から、通貨があったわけではありません。また地球温暖化という問題もあったわけではありません。地球温暖化は、人間の経済活動、特にどのようなエネルギー源を使った経済活動であるかに深く結びついています。産業革命は、イギリスにおいて、水力を利用することから始まりましたが、地球温暖化は、水力から化石燃料へと移行し、大量のCO2を排出するようになって急速に進んだことは周知の事実です。
 温暖化対策としては、二酸化炭素の排出が少ないエネルギー源に変えること、化石燃料のエネルギー効率を上げること、消費を抑えることなどが言われています。
 一般住民が日常生活において、温暖化防止を実践できることとして、消費を抑える工夫やその啓蒙活動などが言われています。確かに、大量生産、大量消費、さらに大量廃棄の経済活動が続く限り、温暖化は避けられません。
 この大量生産、大量消費、大量廃棄は、現代の金融システムにも一因があると私は考えています。つまり、経済成長率がプラスであることを前提とした経済活動では温暖化は避けられないと考えます。経済成長のプラスマイナスだけに注目すれば、消費を抑えてマイナス成長となれば、市場の縮小となります。産業規模が縮小し、雇用が減少します。一方社会保障の負担が増大するでしょう。
 また、現在の通貨システムが、利子を前提とし、経済成長プラスを前提としているので、一般消費者が消費を抑えても、生産、流通部門では、在庫や廃棄が増えることが予想されます。
 ですので、温暖化防止においては、大量廃棄につながる金融システムの実態を知ること、環境と調和する適切な流通、消費につながる金融システムとはどういうシステムなのかの研究と啓蒙が必要と考えています。