シベリア抑留 私たちの乗っている列車はどこに向かっているのか

シベリア抑留に関して、今読んでいる本は
斎藤邦雄著 2006年「シベリア抑留兵よもやま物語」光人社
佐野巌著 1999年「シベリア抑留 1000日」彩流社
佐藤友治著 2002年「朝が来て知る捕虜の命」文芸社 などだ
 
貨物列車に乗せられて移動しているとき、
ウラジオストックから日本へ帰国できるものと思っていた人が多かったと書かれている
列車が西に向かって走っていることに気づき、ウラジオストックには向かっていないと分かった後でも、バイカル湖日本海と思った人がいたことも書かれている

私達の今の状況にしても、それに似ていると思う
私達がどこへ向かっているのか、見ようとせずに
そうなってほしいと思う方へ向かっているのだと思い込んではいないか
 
「シベリア抑留兵よもやま物語」の中で
ウクライナの娘たちもシベリアへ送られ強制労働させられていたことが書かれてある
  
昭和16年6月、ソ連に攻め込んだドイツ軍は、その年の秋には、もうウクライナを占領した。そのとき村を通ったドイツ軍に、村の娘たちが水をやったというのである。しかも、それがたった一杯のコップの水である。だが、そのことが、戦争が終わってから問題となり、ドイツ軍に協力したという罪で、シベリヤへ流刑になったのだと語ってくれた。」とある。
   
訳があって、リトアニアのことを調べた。
リトアニアナチスドイツに侵攻されたりしたが、その後ソ連邦の一部とされてしまい、ソビエトリトアニアを弾圧する。シベリアへ人々を送り、強制労働させた。その時、リトアニアの人口は、四分の一まで減ってしまったそうだ。リトアニアが独立して、まだ20年を過ぎていない。
 
習慣化することほど、恐ろしいことはない
死を恐れる心も、いつの間にか習慣化して、気付かなくなる
 
死ぬことを見つめ、その恐れの幻想に気づくのが、瞑想だ
気づき続けていようとするのが、瞑想生活
どんなに忙しくとも