苦しみを生む構造と予定

マイナスな感情、例えば怒り、愚痴、心配、後悔、不安、イライラなどは
苦しみの副産物であって、苦しみの原因ではない
 
苦しみは、苦しみを生み出す構造があって、苦しみが生まれる
サンスクリット語の「苦」の意味は、
思い通りにならないという意味がある
 
私達は、私自身について、家族について、地域社会について、国について、地球について、それぞれいろんな予定を立てて生きている
 
 その予定通りにならないとき、「苦しみ」がうまれる
 
しかし、なかなか、自分の予定が、仮想的な、自分勝手な予定であることに気がつかない
 
そんな時、マイナスな感情に焦点を当てることによって
苦しみを生む構造が見えてくる
 
すでに起こってしまったことは変えようがない
いまだ起こっていないこと対して、思い通りになるだろうかと不安がっても
思う通りのことが起こるわけではない
 
すでに起こってしまったこと、つまり予定通りにならなかったことに対しては
受け入れる、あるいは許すしかない
 
許すとはどういうことか、以前は緩めることだと思っていたが
今風にいえば、物語を書き換えることだと思う
 
物語を書き換えるには
すでに書いてしまった物語を読み返さなければならない
 
読み返す行為を、カウンセリングや、セラピーというのだろう
 
では、未来に対して、どのような物語を描き始めることができるだろうか
 
私たち一人一人が、実は創造者である
過去に縛られることなく、新たな物語を描くならば