空気が美味しい 止シャマタ瞑想 魔境

呼吸法を続けていると
空気が美味しく感じられるようになる
ただ美味しいだけでなく、快感を伴った美味しさ
別に森の中や海辺へ行かなくとも、ごく日常の場所の空気が美味しくて嬉しい
 
これは、調身ができていて、呼吸法を実践し続けた人なら、多くの人が味わうことだと思う 
 
生理学的にも、色々な人が研究されているようだ
所謂「ランナーズハイ」と瞑想のエクスタシー
 
脳内物質とかエンドルフィンとかいう言葉で説明されるが
瞑想の段階で言えば、止観のうち、止シャマタに相当するだろう
 
ある人々は
「これが悟りだ」なんて言いだし、魔境に陥ったりする
 
瞑想がどこまで進んでいるかの目安にはなるが
四念処(身・受・心・法)で言えば、それは最初の「身」の段階で
受、心、法ダルマに観察対象を移していく必要がある
 
また、六波羅蜜ということばがあるように
布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧というが
布施や自戒の無い禅定もまた、魔境に陥りやすい
 
その自戒の戒律にしても、
戒と律はべつのもの
 
がともかく
今日も空気が美味しい