現象には原因がある

「現象には、必ず原因がある」といえば、
「そんなの当たり前じゃないか」といわれるかもしれない
  
当たり前といいながら、現象には原因があることを、しばしば忘れがちになる
 
原因といっても、4種類の原因があるということを
アドラー心理学の講座で学んだ
 
アリストテレスの四原因説によると
現象の原因には4種類あって、(質料因、始動因、形相因、目的因)
現象を捉えるには、その四つの原因の考察が必要ということ
 
自分たちは現象を一因一果に捉えがちだけど
多因一果、一因多果、多因多果の捉え方だってできる
 
感情や思考を含めての行動の原因を思っていて
ピンポンがイメージにあがった
 
あるときの一打は、その前の相手の一打が原因のひとつ
その相手の一打は、その前の私の一打が原因のひとつ
 
私の一打は、その直前の私自身の一打が原因と言える
 
私の今の行動は、過去の私自身の行動が原因となっている
 
が、ある球に対して、スマッシュを打ち返すことも、ボレーを打ち返すことも可能
(能力があれば)
 
同じく、ある場面で、腹を立てることもできるし、冷静に話すこともできる
(ヴィパッサナー瞑想ができていれば)
 
ヴィパッサナー瞑想の体験が無い人は
感情は抑えられないとか、感情を表すのがありのままだ、とかいったりする
 
感情にも四つの原因が考えられる
そこには、やられたらやり返せ、とか、正義は怒っていいとかの形相因があるかもしれない
始動因は、もちろん自分自身
目的因は、大きな声を出したりして相手の意見を封じ込めたり、思い通りにしようとすること