自由と制限

ここに箱があるとする
外から中は見えない
中にボールが入っていて
そのボールには、番号が書いてある
箱に手を入れてボールを取り出す
何番が出るかわからない
しかし、数字であるという制限がある
 
同じような箱がとなりにあって
ラベルが張ってあって、カタカナと書いてある
箱に手を入れてボールを取り出す
なんというカタカナ文字が出てくるかわからない
でも、カタカナ文字であるという制限がある
 
そのとなりにも同じような箱があり
ひらがなというラベルが張っている
以下同じ
 
よく見ると、ひらがなの箱やカタカナの箱を入れる、
更に大きな箱があって、日本語というラベルが張ってある
日本語の箱を開けたとき、一番上にある箱が
ひらがなの箱か、カタカナの箱か、漢字の箱かローマ字の箱かはわからないけれど
日本語という制限がある
 
こういうことを、一言で表す言葉があるのだろうけれど、自分は知らない
 
でも、こういう構造は、至る所で見出されるのだと思う
例えば遺伝子たち
人間の手の指が5本に分かれることは、遺伝子配列できまっているのだろうけど
太さまでは決まっていないように思う

構造は、実在するのではなく、そういう構造があると仮定したら
現象の成り立ちについて、説明がつきやすくなる仮設だと思う
 
階層性のある制限ある自由 自由ある制限 では不十分

一個で表せる単語を造語したとしても、
単語は、それ自体で意味を現せないだろうから
文脈によって、単語の意味は変わるだろうから