山本素石さん

山本素石著「つりかげ」PHP文庫を、ほぼ読了した。
 
「ねずてん」という絵本を読んで、山本素石さんに興味を持ち、読むことにした。
 
自分は釣りはしないが、高校生の頃までは、熊野の山を予定を決めずに彷徨ったことがあるので、本の中にかかれている風景は、具体的に目に浮かぶ。 
 
秋本紗恵との出会いと別れ、女性はこの本を読んで、どういう感想を述べるか聞いてみたいとも思うが、聞く前から聞く相手を人選してしまうだろう。
 
素石さんが歩いたような渓流は、日本にはほとんど残っていないのかもしれないが、
そのうち青春期とは違って、山を彷徨するときが再び来るような気がしている