生身の師匠 そして善友

先日、環境問題研究会で1時間半ほど語り部をしたが、
そのとき自分の人生に影響を与えた本をいくつか紹介した。
  
いずれの本も、本だけに影響されたのではなく、生身の師匠より紹介された。
 
原始仏教」については、増谷文雄氏は直接ご存じないが、
三重県の山の中で、シイタケ栽培を共にしながら、I氏より、原始仏教や瞑想を教わった。
 
「無双原理」についても、桜沢如一氏は直接ご存知ではないが、
京都の町で、玄米菜食を実践していた久保田氏との実践的交流の中で教わった
 
「原初生命体としての人間」「野口体操」は、
東京の中野にあった竹内演劇教室で野口氏より教わった

「楊名時太極拳」は、米田修先生より、その生きる姿勢を学んだ
 
アドラー心理学」も、アドラーそのひとは知らないが、
日本アドラー心理学会、初代会長野田俊作先生との直接的な交流の中で学ばせてもらっている
  
「精神と自然」「精神の生態学」のグレゴリー・ベイトソン
ビパッサナ瞑想も
実は、アドラー心理学を学んだがゆえに、その理解が出来ていると思っている
  
「リンパマッサージ」は、渋谷の紺野義雄先生の研究所に行ったことがあるが
からだほぐしの会や接骨院に来院されている方々から、日々教わっている
 
シバを讃えるマントラは、放浪の旅の中で、山田塊也・ポンさんから学んだ
 
歌を歌うことは、内田ボブ氏、豊田勇三氏より教わった
  
絵を描くことはM寺地さんから教わり、勇気づけられた
  
いずれの本も、本を読むだけでは理解できなかったと思う
生身の師匠、そして善友がいて、
時には、警策で鞭打たれたから学べたのだと思う
  
仏教で言う「極楽」とは
「酒は上手いしねえちゃんはきれいだ」の世界ではなく
直接ゴータマ仏陀のお話が聞ける世界のこと
  
生身の師匠に出会えて、とてもありがたいと思っている