自転車図書館 館長土居一洋さん 佐田坂登攀

体調が万全ではないことは、私達が一番わかっています。
120kg以上の重量になる水車型図書館を曳き7年半
回った図書館の数は約2600ヶ所
一週間ほど前に40度の熱を出し、一旦回復していたのが再発
台風が過ぎ、急な朝夕の冷え込み
ほとんどは、野宿
朝、寝返りを打つと痛む腰
触れてみると、脊柱起立筋の奥が、太く固くなっています
そんな状態で、彼、土居一洋さんは、
熊野市大泊にある佐田坂に向かいました
自動車で超えるにも難所な坂です
 
でも彼は、その自身の苛酷さよりも
もっと過酷な旅を生きている人のことを想っています
10日に一度くらいは、今回のような坂を超えてきたと言います
 
彼が紹介してくれた「百年の愚行」という本は
重たい本でした
 
でも
私は、この数日間の出会いを通して
ヒトと土(大地)の関わりのこと
「土(土壌)」の大切さを再認識しました
 
ちょうど那智勝浦町内では
台風12号の被害をきっかけに、森の再生の講義があり
土壌の大切さということがシンクロナイズしました
 
ウェンデル・ベリーはいいます
<土地に対して何かをすれば、それは自分自身にしていることになる>
私自身、まだまだ旅を続けようと思いますし
土壌にもなろうと思っています