自転車図書館の館長、土居一洋さん来熊野

自転車図書館の館長、土居一洋さんが、今紀伊半島をめぐっています。
自転車の後ろについている水車型図書館の重さは、約100kgだとか。
いつもは野宿されているのですが、
NPO熊野みんなの家に泊まって頂きました。
 
ユーチューブyoutubeに、これまでの映像があります。
http://www.youtube.com/watch?v=ShHC03TDeGk&feature=relmfu
 
その中で
長野県松本市の「雨の炭焼き小屋」の方が次のように語っています。
 
「 周りから見れば、無理だ、あほだっていうようなことを、
本気でやっている人間って、やっぱ応援されますよ。
 
 計算じゃないところで動く人間っていうのは、ひとを、根底から動かしますよね。
 
 この人のために、手伝ってあげたい、とかじゃなくて、
もう、殆ど、手伝わして下さいっていう
ピュアな気持ちになっちゃうんじゃないかな。
 
 彼と話をして、自分が若い時に、
どうしてみんなに親切にしてもらえたかって、
ちょっとわかったきがしましたのでね。
 
ひとは、規格外のものに触れたときに、感動するんですね。
今まで、自分の基準の中にない 
ものをもっている人に出会ったときにね。
 
まっすぐいけばいいんじゃないですかね、あのまま。
いくと思うし。 」
 

旅のきっかけは「百年の愚行」紀伊國屋書店 2002年に出会ったことだそうです。
2004年から、7年半旅を続けています。
 
百年の愚行という本を知って
通信制大学のレポートから少し離れて、ここ数日は
その100年前、さらに100年、さらに100年と
ヨーロッパに主権国家が誕生した頃の背景や、
ジャン・ジャック・ルソーのことや
フランス革命、農業革命のことを学びなおしています。
 
総重量120kgになる自転車を漕いで、坂を上る体力は、私にはありませんが、
私は、この熊野で、ひとから無理だ、あほだって思われるようなことを
やり続けるつもりです。
 
そのひとつが、NPO熊野みんなの家です。