< 日本に生まれて 熊野に育って >
青年期によく読んだ本「荒野の狼」「デミアン」
少年期、肉体と精神の分離感・対立に悩んでいました。
いわゆる、二元対立世界観。要素論。
ヘッセの作品や桜沢如一の玄米正食に出会って、自分は、外見は日本人でも、中身は相当西洋化していると、感じました。
熊野に生まれてよかった。菩提心を育てて、「ことば」と人生の関係を、更に探っていこうと思います。
金剛の露ひとつぶや石の上 川端茅舎
山路来て何やらゆかしすみれ草
よくみれば薺花さく垣根かな 芭蕉
これらの俳句が、日本語を母語としていれば、すんなり入ってくるけど、英語では表現が難しい、英訳のしようがない。
ひるがえって考えると、ネイティブアメリカン、古代ヘブライ語、サンスクリット語でないと、伝えづらい感覚が、あると思います。