「肉眼をもて見るところの仏は、真仏にあらず。」
（一遍上人語録 巻下三五）
「元来二元論とは区別の原理であり、その区別の認識は人間の理性の所業なのである。だから二元論的に人間に対向した神とは、人間によってそのように把握された神であり、それは本当の神ではない。」
（現代のキリスト教 小田垣雅也著 講談社学術文庫 26頁）
「その神は、もはやいかなる意味でも人間の認知によってとらえることはできず、人間はそれを＜知ることはできないという自覚によって知る＞ほかはない」
（同 82頁）
「既成の宗教の中で対象化された神は神そのものではなく、」
（同 256頁）
僕らはみんな生きている。生きているから、悲しいんだ。
