咳とキネステティク

キネステティクを学んでいる内に、肺理学療法・呼吸理学療法という分野があることを知った。
 「キネステティク 健康増進と人の動き」の本でも、咳や呼吸のことが取り上げられている。
 
 私は、脊椎損傷を起こしているわけでもなく、肺の疾患があるわけではないが、熱いものを飲んだ時など、誤嚥性に気道に流れていくことが、他人よりは多いように思う。
 痰がなかなか取れないときもある。
 
 そういうこともあって、気道クリアランスに関心がある。

 体位転換に、ボディメカニクスキネステティクがあるように、呼吸介助にも、ボディメカニクス的な介助とキネステティク的な介助があるのだろう。

 これからの研究というか「探検」課題。

 口すぼめ呼吸というものを知ったが、これまで私の太極拳の講座で、シャボン玉呼吸といってやってきたことが、どうやら仕組み的には同じようだ。
  
 さあさんにメールを送ったところ、返事を頂いた。以下一部抜粋。
  
>排便姿勢はキネステティクの中では、7つの基本体位の中の立位です。
>洋式でも和式でも、立位です。

>排便は骨盤というマスが排泄という機能を果たしています。
>ですから、肛門や陰茎、陰部は前面です。

>この排便という機能を果たすためには、骨盤というマスが自由に動けなければなりません。
>ですから、骨盤の上下のツナギであるウエストと股関節を緩くすると良いのです。
>骨盤で支えずに、下肢で重さを支えますから、立位になります。
>洋式でも和式でも、骨盤というマスを使いやすくするためには、下げるより上げた方が楽でしょう。
>そうすると、和式なら完全にしゃがみ込まないで、前傾することになりますし、洋式でも前傾して両足に重さをかけることになります。

>洋式便器をよく見ると、便座は骨盤に当たりません。
>大腿のキネステティク的前面に当たっています。
>そういう見方をすると、洋式のドーナッツタイプの便座にどっしりと座るのは、適切でないかもしれません。
>参考にしてください。
キネステティクは「ものの見方」です。