葉っぱは光を命に変えて

慢性的な痛みや痺れが、一日中続くと、生きていくのが嫌になったりする
かといって、実際自暴自棄になるわけにもいかないので
「念彼観音力」「南無観世音菩薩」と唱えてみる
すると、観音様の言うには、痛くとも痺れていても
生きていること自体が奇跡だとおっしゃる
太陽が遍く地上を照らしている
陽の光はまた、破壊エネルギーでもある
日向に紙を置いておけば、黒ずんでくる、日焼けする
緑の葉っぱが、その光を命に変える
私のからだの中に、赤い血が流れている
血液が赤いのは、ヘモグロビンが在って、酸素と結びついているから
ヘモグロビンと葉緑素は、分子組織がとても似ている
ヘモグロビンは中心にFe鉄があり、葉緑素の場合Mgマグネシュームがある
太陽が燃えるというのは、水素が核融合してヘリュウムに変化しているということ
水素が燃え尽きると、ヘリュウーム同士が核融合する
そうやって、炭素や酸素が生まれる
今私を照らしている太陽も、第一次世代の太陽が超新星になって爆発して生まれたもの
第二世代の太陽が、超新星となって、爆発し、重い元素が生まれる
そう思えば、確かに、生きているということは奇跡だ
痛みそのものが、奇跡的に完全に消えたりはしないが、薄らいだようだ
念彼観音力