小鳥と共同幻想

 雨の日に、森をよく見ると、小鳥の群れが、枝から枝へ飛んでいる。雨の日も、厳寒の日も、今日収獲したものが、今日の生きる糧。それを観ている私は、お金で、生きる糧を得る。
 お金も、国家も、言葉も、交響楽団も、共同幻想だと思う。小鳥たちには、幻想はない。一方、私は、共同幻想があって、生きられる。響きあえる。
 要は、誰と、どのように幻想を観るか、ということなのかな。
鳥、アウトドアの画像のようです