熊野ペンタトニックウクレレジャムセッションへのお誘い

 熊野ペンタトニックウクレレは、少し練習すれば、初心者でもすぐに即興セッションが楽しめます
 むしろ、今まで音楽が苦手と思っていた人向きの、古くて新しい演奏法です。
 
 ウクレレと言えば、多くの人は、ハワイアンソングの演奏に使う楽器と思うのではないでしょうか?確かにウクレレは、ハワイに移民したポルトガル人が持ち込んだ楽器を改良したものといわれています。

 私自身は、ハワイアンソングを弾きたいからではなく、ギターより弦の数が少なく、小さくて場所も取らないからという理由で始めました。時々気が向けば、コードをおさえてジャカジャカ弾いたり、ソロ演奏を楽しんでいました。

 年に二回、三重県紀宝町にあるミュージックカフェ「フォークス」で行われるオリジナル未発表新曲コンサートにウクレレで参加していますが、ウクレレを毎日弾いて楽しむという感じではありませんでした。というか、あれこれ教則本を読んでも、どうやって練習すれば上達するのか、自分に合った方法がわからずにいました。

 ところが2013年春に、通信制大学を卒業し、認定心理士の資格を取り、その記念に、私は上の写真に写っているウクレレを、私自身にプレゼントしました。そしてこれを機会に、今までの関わり方、弾き方はいったん忘れ、単純に音の響きをその時の即興で楽しんでみようとウクレレに触れはじめました。

即興ということについて思うようになったのは、「現代のエスプリ」という本の「非言語の語用論」という文章の中で「イサドラ・ダンカン」のことを知ったことが大きいです。

イサドラ・ダンカン(1877~1927)は、モダンダンスの創始者と言われ、それまでの様式・形式のとらわれることなく自然な動きを大切にし、即興で踊りました。学校も作りました。しかしそれはステージで踊る舞踏家を育てる学校ではなく、舞踏を通して人間を育てる学校でした。音楽やダンスを、音声言語の補完物とは捉えず、基本的なコミュニケーション形態と捉えました。「生・なま」がいいとして、映像を通して鑑賞することを望まなかったため、映像ではその踊りは残っていません。

それまでの関わり方・弾き方を一旦おいて、自由に感覚を頼りに「音」を楽しんでいるうちに、(私たちが一般に習う音楽では)12ある音階の内、ある組み合わせの音が心地よいと感じるようになりました。その音(五音)だけで、即興に曲をつくって歌っていました。その音の組み合わせが、後で知ったのですが、ペンタトニック(五音音階)です。

例えば、ウクレレでAマイナーペンタトニックを弾くには、左手は最初人差し指一本だけ、右手は親指一本でも即興曲が弾けます。簡単でしょ。

そう云う訳で、熊野ペンタトニックウクレレの講座とコンサートを開催します。

日時 10月20日 日曜日午後2時より 
場所 市野々 NPO熊野みんなの家
0735−30−4560  090−6987−6679
 まってます!