遺伝・社会的教育・自己教育

「熊野と古代インドの関係から説き明かすアーユルヴェーダとヨーガ」という表題ワークショップに参加しました。そして、NPO熊野みんなの家の「寝ながらヨーガ」は、フェルデンクライスメソッドベイトソンの学習理論に基づいていることを再確認しました。
 遺伝、(社会的)教育、自己教育という言葉は、ことばとしては難しい言葉ではありませんが、「自己教育」を体感するのは、簡単じゃないんだなあと思いました。
 というのは、例えば、行動療法なんかは、そもそも、自己教育を認めないのではなかろうか? 

 「体質・性格・行動パターンというのは何によって決定されるのでしょう?体質・性格・行動パターンというのは変えたほうが良いのだろうか?変えるのは難しく,また変えなくとも、その体質の長所を活かせばいいのだとしたら、どうやって長所を伸ばし、欠点を発現しないようにすることが出来るのだろうか?」 と、自ら問うことが、自己教育だと思っています。

 もちろん、変えようと思ったとき、行動療法理論は、強力な道具になります。

 でも、以前喩えに使いましたが、デパートの地下食品売り場を知り尽くしたら、何処に何があるのか、スムーズに買い物ができるようになりますが、欲しいコーヒー豆を手に入れることが出来ても、欲しいコーヒーカップは、買えません。

 デパート全体の地図(階層性)を手に入れること、階段を見つけること(自己教育)が必要になってきます。

http://d.hatena.ne.jp/k1s/20100711