The power of words. mild and wild power

k1s2013-03-21

The power of words.という題名の動画が、フェイスブック上にアップされていて、昨日そのリンクを観ました。
内容としては、目の不自由なホームレスと思われる男の人が、乞食をしています。路上に座り、カン缶を置き、その横の段ボールには「I'm Blind . Please help.」と書かれています。小銭を恵んでくれる人はほとんどいません。それを「It's a beautiful day. And,I can't see it.」と書き換えると、次々小銭が集まります。
 この動画のもう一つのテーマは「Change your words, change your world.」となっています。
 確かに、言葉には言葉の力があって、その使い方によって「力」がちがってきます。
 
「花鳥の使」尼ヶ崎彬著 という本があって、そこには、日本語の言葉の力のことが描かれています。
 
宣長はこう考える。「ただの詞」はものの「ことわり」を精細に記述し、論ずることはできるが、「あはれ」を伝えることができない。「あはれ」は「いふにいはれぬ」ものである。この「あはれ」を表現するものが、「あや」ある言葉、すなわち歌である。>
 
あやある言葉とは違う言葉の力もあって、小泉元首相なんかは、それが上手だったように思います。おかげで、規制緩和となり、非正規雇用派遣労働も増えました。
 
言葉の力のことはひとまずおいて、この目の不自由なホームレスさんの続編を考えました。
 
可能性として、1.次の日も「It's a beautiful day.」と書いて同じ場所に座る。 2.数日後、同じ言葉が飽きられて、別の場所に移動する。 3.自分で、あやある言葉を考え、書き直し続けているうちに詩人となる。
 
change your words.